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中原中也全詩篇朗読を試みる



 宮沢賢治全作品の朗読の試みをしつつ、「中原中也全詩篇朗読」も始めた。
 中也の場合は翻訳詩もだいぶあるので、とりあえずはそれらを抜いた朗読という
ことで「全詩篇」とした。
 朗読していると、賢治の場合も同じだが、今までとは違った細部が見えてくるよ
うに思う。テキストの綿密な調査と「朗読」とはつながっているようだ。たとえば
いろいろな読み方のある言葉の場合。諸説あったりするのであろうが確定的でない
ところ、たぶん書きグセのような読みグセもあっただろうと思われること。イント
ネーションも話し言葉の環境でだいぶ違ってくるだろう。体感できるところが朗読
しておもしろいところだ。
 既刊詩篇『山羊の歌』から始めた。下の「xspf_player」の順番は下のようになっ
ている。

『山羊の歌』

1. 『山羊の歌』題名、小題(初期詩篇)、春の日の夕暮、月、サーカス
2. 春の夜、朝の歌、臨終、都会の夏の夜、秋の一日
3. 黄昏、深夜の思ひ、冬の雨の夜、帰郷
4. 凄じき黄昏、逝く夏の歌、悲しき朝、夏の日の歌、夕照、港市の秋
5. ためいき、春の思ひ出、秋の夜空、宿酔
6. 小題(少年時)、少年時、盲目の秋、わが喫煙、妹よ、寒い夜の自画像、木
蔭、失せし希望、夏、心象
7. 小題(みちこ)、みちこ、汚れつちまつた悲しみに……、無題、更くる夜、つ
みびとの歌
8. 小題(秋)、秋、修羅街輓歌、雪の宵、生い立ちの歌、時こそ今は……
9. 小題(羊の歌)、羊の歌、憔悴、いのちの聲






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