1册からの本づくり

 

ステップ1 目的と目標を設定する

 

◎What・何を…どんな価値をもつか

◎Who・誰に…どんなかかわりのひとか

◎Why・なぜ…意識態度変容や知識技術向上など

◎Where・どこで…書く場所と作業する場所

◎When・いつ…どんな時間で、いつまでに

◎how many…どのくらいつくるのか

◎How to…どのようにつくるのかの具体的方法は

◎how much…かけられる費用は

◎Tool&Skill…用具と技能は

 

ステップ2 どんな本にするか

 

紙の出版(アナログ出版)や電子出版(デジタル出版)など、いろいろなカタチがある。

ここでは、「HON(HandmadeOriginalNewmedia)」、つまり「手づくりで、自分だけの、新しい伝達媒体」をつくる。

 ●紙の出版(アナログ出版)

  ・本格出版 オフセット印刷、オンデマンド印刷

        本格製本

  ・手づくり出版 バソコンのプリンター

          コピー機、簡易オフ機、

          手づくり製本

 ●電子出版(デジタル出版)

  ・インターネット配本(サイトに登録)

    既存のホームページ

    自分のホームページ

    ブログ

  ・メール送付

  ・デジタルメディア配本

    CD-ROM

    MO、FD 等

 

ステップ3 本づくり(アナログ本の場合)

 

1. 標準基本判型

 サイズ A5判 148×210mm

 余白 上45mm 下20mm 内側20mm 外側20mm

 文字方向 縦書き、1段組

 文字サイズ 10pt(ポイント)

 書体 明朝体

 字送り(字間) 40字、字送り10pt(ベタ組・行間8pt)

 行数 ページ当り17行

 標準文字数

  ページ当り 17行 650〜550字

  1段落あたり 300〜400字

  行当り 41字

2. 構成

 見開き2ページ毎に構成。「章」は「節」で構成し、大見出しをつけ、5節とする。

 「節」は、5つの「項(段落)」で構成し、小見出しをつける。

 「項」の文章は、一定の長さ(字数)にする。

このように、決まったカタチ(構造化)にして、文章を重ねるようにすることで、書きやすさや管理のしやすさを実現。

 章 大見出し 改頁 

 節 中見出し 5節/章

 項(段落)改行 5段落/節

 

ステップ4 履歴のチェック

 

1. 生れと生活

1) 生年月日 2) 生まれたところ 3) 親、兄弟姉妹 4) 祖先、親戚 5) 名前の由来 6) 家業 7) 暮らし方 8) 家屋と間取り 9) 家での楽しみ 10) 衣食住

2. 故郷

1) 住所 2) 自然環境 3)歴史、伝統 4)観光名所 5)歴史遺産 6) 地場産業 7)物産品 8) 祭り、風習、風俗、行事

3. 子ども時代

1) 遊び 2) 友だち 3) 病気やケガ 4) 性格 5) 楽しかったこと 6) 悲しかったこと 7) うれしかったこと 8) 環境の変化 9) 可愛がってくれた人 10) ペット

4. 小・中・高時代

1) 入学、卒業 2) 服装、学用品 3) 通園、通学 4) 友だち 5) 自慢・失敗談 6) 教師 7) 学校行事 8) 将来の希望 9) 初恋 10) クラブ活動 11) 先輩、後輩 12) 学業成績 13) 受験勉強

5. 青春時代

1) 人生設計 2) 環境や住まい 3) 進学、就職 4) 夢と現実 5) 経済状態 6) 友人 7) 恋人 8) 師匠 9) 先輩、後輩 10) スボーツ 11) 文化、芸術活動 12) 研究活動 13) くやしかったこと 14) 悲しかったこと 15) ボランテア活動 16) 政治運動 17) アルバイト 18) 挫折 19) 冒険 20) 旅行 21) 趣味 22) 嗜好 23) 宗教 24) 留学 25)賞罰

6. 仕事

1) 内容 2) 選んだ理由 3) 就職活動や試験 4) 転職、理由と仕事内容 5) 仕事の成功や失敗 6) 新人時代 7) 事業の浮き沈み 8) 給与、ボーナス 9) 経営者 10) 上司、同僚、部下 11) 取引先・得意先 12) 労働組合 13) 仕事で学んだこと 14) 信念 15) 転勤や出向、配置転換 16) 役職 17) 特技や資格 18) 画期的な仕事 19  副業 20)所属団体

7. 結婚

1) きっかけ 2) 交際期 3) プロポーズ 4) 結婚式 5) 新婚族行 6) 新居、新婚生活 7) 同居家族 8) 夫婦げんか 9) 離婚、再婚 10) 姻戚

8. 家庭生活

1) 子ども、孫 2) 家族の病気やケガ 3) しつけ、教育方針 4) いじめ、登校拒否 5) 育児 6) 家事 7) 衣食住 8) 新築、リフォーム 9) 転居 10) 家族行事、旅行、バカンス 11) 自然災害 12) 被犯・損害 13) 子どもの進学・就職・結婚 14) 親戚付き合い 15) 地域付き合い 16) 経済状態 17) 資産形成 

9. 戦争体験 

1) 体験年齢 2) どこで 3) 暮しぶり 4) 家族の関り 5) 出征・転戦・捕虜・引き揚げ 6) 空襲・戦中生活 7) 疎開・学徒動員 8) 失ったもの 9) 敗戦 10) 戦後生活

10. 半生

1) 現職 2) ライフワーク 3) 次のチャレンジ 4) 特筆の時代 5) 生活環境の変化 6) プラスになったこと 7) 後世に伝え遺したいこと 8) 人生訓、座右の銘 9) 賞罰、褒賞 10) 遺産

 

ステップ5 テーマの設定

 

1. 糸口をつかむ

●半生のすべての事柄を書くことは不可能に近い。自分史を綴る上で、いくつかのヤマ場を念頭において、テーマを設定する。これだけは書いておきたいという項目を取り上げて、それについて書いていくことにする。

●まず、記憶から思い出の糸口をつかむことが大切で、歩んできた半生を振り返ると、忘れかけていた出来事が鮮明になることもある。身近な資料としては、写真、手紙、日記、家計簿、手帳なども貴重である。

●詳しく書きたい場合は、当時の関係者や知人に尋ねたり、問い合わせたりするのもよい。時代背景を正確に書きたいときは、図書館などで資料を調べる。インターネットを効果的に活用したい。

 

2. テーマのひろい出し

 1) 人生の分岐点

 2) 特定の時代

 3) 生き方、信念

 4) 仕事

 5) 人

 6) 場所

 7) 信条、人生訓

 8) 趣味、道楽

 9) 特異体験

 10) 歌、詩歌

 

ステップ6 どのように書くか

 

1.手書きで書く

メモなどをつくっておき、最終的に原稿用紙に書く。ただ、一度書いてしまうと、推敲して、直したくても原稿の上に書くことになり、汚くなってしまう。文字数も、分らなくなり、デジタルデータ化するために、打ち込みがひつようになってくる。推奨できない。

2.パソコン、ワープロで書く

基本的に、パソコンのワープロソフトを使って書く。書きやすく、推敲しやすく、DTP組版がしやすく、デジタルデータなので、いろいろに加工でき、コピーも容易にできるなどの利点がある。

3.書いてもらう

1) 口述筆記

書きたいことを録音して、これを文章化する。他のひとに頼めるが、そのままでは原稿にならず、リライトする必要がある。

2) インタビュー

書き手にインタビューしてもらい、文章化してもらう。書き手の力量によって、仕上がりの質が変ってくる。

3) 書き合い

同じ目的を持つ同士が、インタビューしあうなどして、相手の分を書きあう。刺激し、励まし合えるなどの利点がある。

4) メモ書き

原稿にしない前に、書きたいことをメモ書きするなとして、これをもとに文章化してもらう。インタビューによる補完が必要。

4.枠組みブロック構文

1. 全体の「テーマ」を確認し、細分化して「小テーマ」を書き出す。

2.「小テーマ」が出そろったら、それぞれに「タイトル」をつけて、それを「章」とする。文章化した後で、この「タイトル」を、大見出しに加工する。

3.「章」にそって、ここで書きたい内容の「キーワード」を、書きだせるだけ書き出す。

4.「章」によって「キーワード」の量に差が出たら、さらに2〜3分して、それぞれ「章」にして「章番号」と「タイトル」をつける。

5.「章」毎に、書き上げ目標日を設定する。

6.「章」の「キーワード」を、関係のあるものにまとめて「グループ」化する。「グループ」の5つをひとつにまとめて、それを「節」にする。

7.「節」の「グループ」間の秩序を考えて、順番付ける。

8. それぞれの「キーワード」について、資料を収集し、整理する。

9.「キーワード」から、決められた文章の長さ(300〜400字)に従って、文章化して、これを1項(段落)にする。

10.「節」が、5項(段落)になったら、これらの内容を一言でまとめた「小見出し」をつける。

11.「章」で予定した数の「節」にまとまったら、読み直して、意味不明な点などを直し、より読まれやすくする工夫をする。

12.書き上げた「章」に、最初につけた「タイトル」を加工して「大見出し」をつける。

13.「章」のデータを、ひとつのブロックとして、「プリントアウトして、アナログの文章として、読み返してみる。これをデータとして保管する。

14.設定した書上げ日の目標を達成したことを確認し、達成できなかったときは、その理由を確認して、次の「章」の文章化作業に活かす。

15.予定していたすべての「章」をかきあげたら、「節」の小見出しを含めて、目次をつくって、見出しの文章を調整する。

16.バソコンDTPにより、組版をつくり、必要部数のプリントアウト、コピー、印刷して、製本する。

17.あるいは、本格印刷、製本するために、専門会社に依頼する。

18.または、デジタル版の「ほん」として、PDF(アクロバット)にしたり、HTMLに変換して、デジタルメディアに掲載する。

 

ステップ7 読みやすい文章

 

1. 10のポイント

1) ひとつの文の文字数は、35字以内とする。

2) 漢字は、全文字数の1 / 3前後とする。

3) 読点(、)は、心もち、多めに打つ。

4) ひとつの文では、ひとつの内容しか述べない。

5) 不必要な副詞、形容詞、接続詞を使わない。

6) あいまいな表現をさけ、はっきりと述べる。

7) 同じ内容を、2つ以上の文で述べない。

8) 同じ語句を、必要以上に繰返して使わない。

9) 段落、節、章では、ひとつの内容しか述べない。

10) スラスラ読めるように、声を出して読んでみる。

 

2. 読まれやすくするコツ

●「です」調

「です・ます」調と「である」調を中途半端に混ぜて書くと、文の調子にリズム感や統一感がなくなる。どちらかに統一して書くと、文章全体がきちんと流れていく。「です・ます」調だと、優しくて柔らかい雰囲気になり、「である」調だと、断定的で厳しく引き締まった雰囲気になる。

●1行目

1行目を読むほんの数秒の間に、その文章の価値が判断される。数行ほど目を通して、興味が湧かなければ読まれない。書き出しの数行で、批判的に読むか、好意的に読むか、といった態度の差も出てくる。読んでみたい『1行目』を書くために全力を尽くす姿勢や意気込みが大切である。

●句読点

一つのセンテンスの中で『ひと固まり』と感じられるところに「、(読点)」をつける。それでも、まだ息が続かないと感じたら「。(句点)」を打って、センテンスを二つに分ける。声に出して読み返しながら、句読点を打つ場所を考える。読点を多めに打ち、センテンスを短く切る。

●リズム

声に出して読んだとき、スラスラと澱みなく読み続けられるものリズム感のある文章ほど読みやすく、書き手の意図が読者に正確に伝わる。論理的な文章にリズムがあると、読者の理解度はさらに高まる。情緒的で美しい文章にリズムがあると、より深く読者の心に響く。

●並べ方

言葉の並べ方にリズムが感じられないと、読んでいて突っかかったり、一読しただけで意味をつかめなかったりする。センテンスごとに読み返し「なんとなくリズムが悪い」と感じたら、言葉の並べ方を変えたり、言い換えたりすると、文のリズムを改善することができる。声を出して読んでみる。

●主語

主語がなくても文章は成り立つのが日本語の特徴で、ある程度の範囲内なら、主語を省いても、前後の文脈や述語部分から主語を類推することができる。前後に文章があれば、主語が誰かを間違うことはなく、余分な主語を削れば、文章が凝縮されてシャープになる。

●末尾

「です」を繰り返すなど、末尾に同じ言葉の連続して使うと単調になる。単調なリズムで書かれていると、内容が興味深いものであったとしても、面白く感じられなくなる。センテンスの末尾に変化をつければ、いきいきとしたリズムが生まれ、単調になりがちな現代口語文のウイークポイントを克服できる。

●起承転結

文章の各部分に適度な「起伏」をつくると、読む人の注意力を喚起し、あきのこない文章が書ける。「起承転結」の展開を盛り込むと、全体の構成がまとまりやすくなる。文章全体の中の、一つの章、項、段落、センテンスに至るまで、起承転結の流れで書くようにする。

サービスメニュー

TOP

百人巡礼倶楽部

マニュアルづくり

リンク

ビジネス商売繁盛

各種企画プレゼ

作品館

経 歴

HOT NEWS

クリエイティブスタッフ 東京都福生市北田園2-21-1-105 〒197-0005

Tel.042-539-7551 Fax.042-539-7552 kashi@t-net.ne.jp


copyright(c)creativestaff all rights reserved 2006