チワワのお迎え


子犬を初めて家族に迎える〜と言う方も多い事と思います
1度に何から何まで説明されても・・・分らない〜当然です
参考になれば嬉しいです


母体の状態を見ながら、少しでも子犬への授乳期間を長く保ち、生後35日ぐらいからドッグフードの味、そして吸う事から噛む事へと、慣らしていきます。
離乳食と母乳を平行しながらの自立です。

日中は母犬と離し、夜間はいっしょに過ごします。
その後、母犬との部屋を別にし、生後50日過ぎには、いよいよ引越しに向けての、トレーニング開始です。

母子を完全に離す、この時期が1番辛く、つい1日延ばしに成ってしまいますが、子犬にとって母犬兄弟姉妹との別れ其の上、引越しが重なれば寂しさは倍増、大きなストレスに成る事と思います、巣立ちに向けた予行練習です。


ハウスにベッド・タオルなどと、ペットシーツを並べる事で、寝る場所と、排便の場所を覚えます。

ちわわ荘に居る間の子犬達の日常は、大きく広げたサークルや狭い室内の限られたスペースの中での自由運動、そして夕方からは、個々のサークルへ移動〜食事・就寝となります。 (夜遅くまでドタバタ暴れていますが・・・)
自由な時間を子犬同士楽しんだ後は、ハウスに入る、習慣は大切な躾けの一歩です。
1頭1頭を抱きしめ、スキンシップを大切にはしますがプロフィールにも書いた様に、必要以上の愛情表現はしません。
里心を感じる事無く、1日も早く、新しい飼い主さんに馴染んで欲しいからです。



引越しまでにハウスは必ず用意して頂きます。(60cm×90cm)程度の物ならば良いと思います。

以前飼って居た犬は、連れて来た夜るから、部屋の中で自由にしていましたし、寝る時もいっしょでした〜だから、ハウスは必要ないです。とおっしゃる方も、いらっしゃると思いますが、引越しの其の日まで、母犬と自由に、部屋の中で生活して来た子犬達は、ハウスに入れられる事により恐怖を感じたり、寂しさから夜鳴きの為に、ゆっくり寝る事も出来ず、ストレスに繋がる事も有るでしょう。

ちわわ荘の子犬達は逆です。ハウスの中を、安心して休める場所と認識している為、いきなり広い部屋に離され、排便場所・寝床も分らず、環境の変化に戸惑いを感じ、不安に成ります。

少なくとも、1ケ月間は、今までの生活パターンに似た環境で、過ごさせてあげたいと思います。



ドッグフードは、今まで食べていた物を与え、違うメーカーの物に変える場合は、3ケ月後ぐらいから、混ぜながら少しずつ新しいフードの量を、増やして下さい。

まだまだ、オヤツは与えない方が良いのですが、オモチャの代わりにする場合は、柔らかく簡単に食べてしまう物は避け、硬く大きい物を、選んで下さい。(永久歯に変わる、生後半年くらいから)
成長期に、オヤツで満腹になり、総合栄養食のドッグフードを、食べない様では困ります。
硬いオヤツは、飲み込んでしまうサイズに成る前に、新しい物と、交換して下さい。
水は常に新鮮な物をこぼす事の無い様に工夫して下さい。


トイレは、ハウス内のシートでする事を覚えたら、まず部屋の中に、何枚か広げます。成功したら誉めてあげ、徐々に枚数を減らし、最終的に1ケ所に決めます。
シートを、オモチャにする場合は「イケナイ」と言い、根気良く止めさせて下さい。
ハウスの扉を開けて置く事も忘れずに〜戻って済ませる子もいます。
子犬の頃は、排尿・排便の回数が多い為、ハウス内で済ませたら出して遊び、時間を見計らって、ハウスに入れて「チッコ」などと声を掛け、気長に待ちます。
この方法も良いかと思いますが、暇と根性と時間が必要になります。いずれにせよ、サークル内の寝床とトイレの違いを認識出来た上での、基本的な躾けが有っての事です。


新しい環境にもすっかり慣れ、部屋の中を、自由に走り回る楽しさを覚え始めます。と言っても生後間もない子犬、過度の運動は、食事も食べず、疲れ切って寝てしまう事にも成ります、適当なタイミングでハウスに戻し、休ませてください。
落ちている物には、何でも興味を持ち、口にします。電気コードは特に注意し、目を離す時はハウスに入れて下さい。
ティッシュや新聞紙もお気に入り、ビニール袋も注意、部屋の中には、子犬にとって危険な物が、多い様です。

生後6ケ月頃の、乳歯の生え変わり時期に成ると、イタズラも大分少なく成ります。
幼児期は、人間の赤ちゃんと一緒です。



最初はちゃんと部屋のトイレシートの上でしたのに最近は違う場所でする様に成ってしまいました。

部屋で、自由にしている時間が、多過ぎる為、遊ぶ事に夢中に、成ってしまっているので、もう1度サークル内での生活時間を、多目にとり、引越し当時の基本に戻して下さい。


何事も臭いで、判断するこの時期は、特に、お気に入りの飼い主さんの衣類や、スリッパなどを噛みたがり、かなり強い力で、手足にまとわり付いて来ます。

将来、人を噛む犬に、成ってしまうのではないでしょうか。
幼年期に、学習する本能で有り、順調な発育をしている証拠でも有ります。どの子も通る過程、遅くても生後6ケ月頃には、自然に卒業します。

子犬の歯は、先がとがり、結構痛い物です。あまり、度が過ぎる様な場合は、むやみに怒ったり、叩いたりせずに、オモチャなどを与え、気分転換をして下さい。

ハウスに戻し、落ち着かせる事も、良い事です。


最終ワクチンの接種が完了するまでの間は、犬の多く集まる場所での遊びは、避けて下さい。
日光欲や、外の環境に慣らす事も大切なので、抱っこをしての外出が、良いかも知れません。
そして、いよいよ公園デビュー。
いきなり首輪や、リードを付け怖がらずに、歩く子は少ないと思います。あらかじめ、部屋の中で練習を、しておくのも良いでしょう〜

首輪のサイズは、人間の指1本が入る程度、成長に合わせて、交換して下さい。首輪の変わりにハーネス(胴輪)を使われる方も増えています。


チワワは、小さな体にも係わらず、非常に活発な犬種です。
ついつい夢中に成り、低いテーブルの下で、ジャンプをして頭を強く、ぶつける様な事故も、少なく有りません。

チワワの頭部には、骨が完全に、塞がらない状態の穴が有ります。(モレラ)
其の為、真上からの衝撃は、大変危険な為、充分注意が必要です。又頭を叩く様な事は、絶対にしないで下さい。

人間の、新生児の頭〜呼吸のたびに、ペコペコ動く部分を思い浮かべて下されば、分るかと思います。


後ろから、ついて来ている事に気付かず、ドアーを閉めてしまった為の事故や、階段や高い場所からの転落も、子犬にとっては、大変な事です。
庭や、ベランダの隙間も、注意が必要です。

抱っこする場合も、前足や腰を支え、飛び降りる事を、防いで下さい。


フローリングの床での横滑りは、関節を痛めたりなどの原因にも成ります。
やたらと、走り回る子犬の頃だけでも、何か工夫をしてあげて下さい〜勿論成犬にとっても、良い事と思います。

足の裏の毛が、伸び過ぎると、滑り易く成ります〜1月に1回程度、トリマーさんにカットしてもらい、シャンプーやその他の手入れも、子犬の頃は、プロに任せする方が、安心かと思います。

慣れれば自宅でも、充分に手入れは、出来ます。
子犬の頃から、大人しく、ブラッシングさせる様に練習して下さい。低めの台に乗せ、左手で犬のお腹に手を入れ、指で前足を固定しながら、金櫛から始めるのが良いでしょう。


検便をクリアーした子犬は、急激な寒さや食べ物によるトラブル以外、相度々下痢をする事は、有りません。
生野菜や、果物の中には、消化され難い物や、お腹を冷やしてしまう物も、有ります。

トラブルを防ぐ為にも、人間の食べ物は、極力与えず、痩せ過ぎや、毛ツヤなどが気に成る場合は、市販されている犬用サプリや、動物病院で販売されている、処方食などを与える方が、良いかと思います。

生後2〜4ケ月の子犬は、小指程の硬めの便を、1日3回〜4回します。(成犬で1回〜2回)
食べ過ぎによる、消化不良が1番多く、便の色は通常より多少茶色っぽくなり、細かく、ザラザラとしたフードの、粒の様な物が、混ざり軟便に成ります。
フードの量を、加減して下さい。


日中は、留守にするのですが、ハウスに入れておくのが、可哀想な気がします。
60cm×90cmのハウスか、それ以上であれば。
ハウス生活に、慣れている子犬は、思うほど、ストレスに成る事は、有りません。例えば、人間が体育館に、置いて行かれるのと、六畳間に、置いて行かれるのとでは、不安度が違います、それと同じく、広ければ良い、と言うものでもないのです。

悪戯盛りを過ぎた頃になれば、部屋で自由に過ごし、入りたければ、ケージに入って休む。将来その様にする事も、可能です。暫くの間は、何をしているかと、心配しながらの外出よりも、ハウスに入れ、安心しての外出の方が、良いと思います。
ただし、夏はハウスの置き場所に、注意が必要です。
朝は、日陰に成っていても、日中は直射日光があたってしまう、そんな事も有ります。


我が家で使っているハウス(60cm×90cm)これならば、成犬になってからも、ずっと使えます。
トイレやヒーターなども安全の為必ず、犬用の物を準備してください。

 

子犬時代は大変な事ばかりと思われるかも知れませんが小さな命です
躾けを教わり愛情を充分に受けた子犬達もやがては成長し
家族を癒し立派なパートナーぶりを発揮してくれる事と思います