2006年9月例会報告      過去の例会へ ホームへ../zhong_yang_yan_xian_li_kesakuruHP/guo_quno_li_hui.html../zhong_yang_yan_xian_li_kesakuruHP/homu.htmlshapeimage_1_link_0shapeimage_1_link_1
 


日時/2006年9月22日(金)18:30~21:00

場所/国分寺市本多公民館

出席者 鷹取、堀、酒巻、鈴木綾、吉村、小川、阿久津、須藤、海老沢 (9名)

司会:堀雅敏 記録:阿久津嘉孝


☆マイナスイオンの話し(阿久津嘉孝)

 阿久津よりマイナスイオンドライヤーブラシについて報告させて頂いた。ことの起こりは職場で女性教員が「マイナスイオンドライヤーを使うと髪がしっとりする」と発言したのを聞いた瞬間である。私(阿久津)はマイナスイオン製品は全てインチキであると考えていたので、そんなドライヤーで髪の水分が変わるはずないと話したところ、翌日実物を持ってくるので調べようということになった。

 箔検電気で調べた結果、ドライヤーブラシから、確かに負電荷の粒子が出てきていることが分かった。検電気にドライヤーブラシをつけると箔が開き、その後正に帯電したアクリル板を近づけると箔が閉じるのである。ドライヤーブラシを分解したところ、トランスから電極と思われる円筒板及び針に配線が伸びていた。

 このドライヤーブラシが日立製であったので、日立のホームページを開いたところ、出てくる粒子はイオン化した酸素と水の分子がくっついた物であるらしい。また、イオン化には放電が使われるようであるので、構造と一致していた。

 毛は極めて正に帯電しやすい物質であることから、何も無しでブラッシングするとおそらく正に帯電するのであろう。そこに負の荷電粒子が付けば電気的に中和され、髪がぱさつかなくなることは理解できる。髪がぱさつかないことを「髪がしっとりした」と使用者は感じていると考えられる。現在、放出される負電荷の粒子の正体は不明だが、何かしら出てくるようである。マイナスイオン製品も全てインチキというわけではないらしいということが分かった。


☆エクアドルのビデオ(堀雅敏)

 堀さんからエクアドルのビデオ最終回の報告があった。初っぱなに、かなり大きいハチドリの映像があった。参加者から、その大きさに驚きの声が挙がった。ハチドリは小さいとは限らないらしい。その他ピラニア釣り(1匹しか上がらなかったようだ)の様子やカワイルカのジャンプ(もうちょっとカメラの真ん中で跳んでくれたら最高でした)など様々な生物の様子が記録されていました。また現地の村の様子(本当はあまり写真に撮ることは好まれないらしい)や、都市の様子もいろいろありました。都会の公園にイグアナが多数這っているのは奇妙でしたが、多分現地の人にとってはハトのようなものなんでしょう。 次回、ナミビアと南アフリカの様子に続きます。


☆夏の報告

堀雅敏 ナミビア、南アフリカに行かれました。ビデオは次回。おみやげにヤマアラシの毛を頂きました。その辺でお土産として売っているようです。


酒巻美和子 お盆の頃北海道へ出かけたそうです。今をときめく旭山動物園に夜行かれたようですが、とても込んでいたようです。昼はまるでディズニーランドのようだそうです。様々な工夫が見られ、昼に活動しない動物は、ねぐらに扉がつけてあり、開けると寝てる様子が観察できるようになっているとのことでした。私(阿久津)も子どもが大きくなる前に一度行きたいと思います。


吉村成公 小笠原に出かけたそうです。父島の周囲を船で回り、石を収集してきたそうです。島の周囲至る所(ウェルカムロック、軍の飛行場跡の先ヤギュウ山付近、マグロ岩等)に枕状溶岩があるそうです。中には火山弾がめり込んだものもあったようです。枕状溶岩は玄武岩質だけではなく安山岩質のものもあったようで、このようなものは水中破砕弾というそうです。


小川郁 8/15から3日間西表島へ行かれました。ニラカナイというホテルが有名なようですが、現地の人にはものすごく嫌われているそうです。小川さん一家は別の所に宿泊されました。様々な珍しい生物がいるようですが、ちゃんと観察するには3日では無理で1週間は必要とのことでした。


阿久津嘉孝 日本原子力振興財団というところが主催の怪しい研修会に行って来ました。原子力の平和利用(この意味は危険極まる原子力発電をどんどん推進しようという利用法です)という言葉に違和感を感じました。原子力は平和利用も許されません。面白い話としては、陽子線を用いた微量元素の定量分析法(PIXE法)の解説がありました。物体を壊さず、写真で見るような感じで分析できるようです。


鈴木綾子 8月中旬秋田の栗駒山へ行かれました。ハイマツとホシガラスの関係を観察されたようです。ホシガラスがマツボックリをくわえて飛び去る様子や、ホシガラスによって散布されたと思われる橙色の種を見つけられたそうです。また、鶏ガラで作った骨格標本を持ってきて頂きました。背骨の標本が良いようです。


鷹取健 知床ウトロのフレペの滝付近の開墾跡地のビデオを見せて頂きました。開墾跡地の草原を鹿が悠々と歩いていました。草の丈がかなり高く、鹿の体が隠れてしまうほどのようです。木のかなり高いところまで、鹿が樹皮を食するようでした。


☆実線記録集の活用法

 最後に実線記録集の活用法を、DVDを見ながら作成者より話してもらおうということに成りましたが、リモコンがなかったり、時間が不足したりで充分できませんでした。いくつかの映像を見ましたが、後で各自見ておこうということになり、例会は終了しました。

文責 阿久津嘉孝