日 時:2007年2月23日(金)18:30~21:00
場 所:国分寺本多公民館
参加者:堀雅敏、鷹取健、鈴木まき子、佐藤完二、吉村成公、今井孝彰、小川郁(司会・記録)
1.参加者が増えるまでビデオ視聴。
1)世界遺産DVD「知床、白神山地、屋久島、紀伊山地」各5分ほどの映像が入って500円で売られていたもの。(小川持参)まあ500円ならこんなものか。
2)「玉川上水」「雑木林」鷹取さん持参。玉川上水はアマチュアの方の作品で、取水堰の普段の様子と大雨の時の様子も収められていてかなりの労作。雑木林は鷹取さん自作のもので何度かサークルで紹介されたものであるが何度見ても新たな発見があって、良くできているなあ、と感心させられる。
2.玉川上水の学習(小学校4年)~1月の続き~ 鈴木まき子
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1月例会にひきつづき玉川上水の授業の記録。
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授業課題「玉川上水が開通したことで武蔵野台地の人々には、何か(どのように)良いことがあったのだろうか」で、わかってほしいことは3つ。
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1)分水が引けるようになったこと:分水嶺に作られているため広い範囲に自然に水を流すことができる。33の分水がある。
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2)その結果新田ができた:
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3)分水の目的:1.飲料水、2.田用水、3.水車用水
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1653年開通の玉川上水であるが、武蔵野台地の新田開発のための分水が多く作られる用になるのは1700年代になってから。江戸の水事情によって厳しく分水の取水制限がされていたという。
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話しは多岐に及んだが、私(小川)にとっては知らないことばかりで、実に新鮮であった。水喰土(みずくらいど)などという単語も初めて聞く単語で、グーグルで検索してみたら三鷹市教育センターのホームページがヒットした。勤務地のホームページなのにあまり見ていなかった。ハンセイ。
3. 「理科教室」1月号を読んで 鷹取健
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口絵写真はリンネの生誕300年記念の催しを紹介しているが、アートの紹介が主で違和感を持つ人が多かろう。生物種の学名は2語のラテン語による二名法による、と言うことは知られたことであるが、私はラテン語がわからないので、和名にたよるしかない。しかし、学名のラテン語の意味を知るのは面白いだろうと思った。勉強してみたい。中学校教科書での分類の扱いはこれでよいのか、との鷹取さんの問題提起であるが、またしても自分の勉強不足を感じるのみ。種や分類の定義を洗い直す必要があるだろう。
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特集の「理科で深まる健康教育」は、生物サークルでもいくつかの論文の内容が適切ではないのでは?との疑問が出ていた所だ。
4.ナミブ砂漠 堀雅敏
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堀さんの写真旅行記。アフリカ南西部の海岸に発達した砂漠。南回帰線のすぐ北に位置する。サボテンのような姿の植物があって、サボテンの仲間ではない、と言う。後日ユーフォルビア属(和名ではトウダイグサ属)で、収斂進化の例だろう、とわかった。