2009年6月例会報告     過去の例会へ ホームへ../zhong_yang_yan_xian_li_kesakuruHP/guo_quno_li_hui.html../zhong_yang_yan_xian_li_kesakuruHP/homu.htmlshapeimage_1_link_0shapeimage_1_link_1
 


参加者:鷹取・阿久津・田代・小川・堀(記録)

1.ビデオ報告「ボリビア・ヒース川の旅その1」……………………………………堀

ビデオ報告はボリビアとの国境に近いプエルト・マルドナドという町からはじめました。町の目の前はアマゾンの支流のひとつで、大きなマドレ・デ・ディオス川が流れています。ボートで下流に向かいました。

崩れやすい河岸に迫るジャングルを見ながら下っていくと、砂金取りの舟も見えました。国境の事務所を過ぎると右手に流れ込むヒース川。そこを上流に向かうとカピバラがボートに驚いて水にもぐったり、ツノサケビドリが河岸を飛んだりしています。

夜ロッジに到着。つぎの日の朝早く、さらに上流にある土壁に行きました。土壁の前には観察小屋が川に浮かんでいます。ここで朝食をとりながらインコを待ちます。最初に現れたのは緑色の小型のインコでした。

次回はいよいよこの旅の目的である、コンゴウインコの登場です。


2.実践報告「電流と発熱で討議してほしいこと」………………………………田代

 田代さんは都立高校入試で気になる点があり、これについてのレポートも用意されていましたが、「これについては読んでください」ということで、「電流と発熱」について報告されました。

 提案に対して、つぎの問題の目標は何かということについて中心的に話し合われました。

 大型懐中電灯の豆電球は10Vでも耐えられる。これを○個(10個以上)直列につないで100Vのコンセントにつなぐ。どのように電球は点くか。

ア 電球が100Vの電圧に耐えられず、まぶしく光って切れてしまう。

イ +と-がぶつかって点く。だから中央がもっとも明るい。

ウ 電気が光に変わる。次の電球はその残りで光る。だから端がもっとも明るい。

エ 電球の中を電流が流れると光る Bだからどれも同じ明るさで点く。

 「電圧計で測ったりするのは後の話だから流れとしてはわかりにくく、こういう問題、あるいは実験が適切か」というものでした。田代さんとしては「エだけわかればいい」という考えだったそうですが、「かなり豆電球などが規格通りにつくられていないと無理な実験ではないか」「原子の構造がこのあとの方に出てくるが、もっと前にもってきてはどうか」などの意見が続きました。


3.実践報告「力の原理で弾性力を見つける」(2年必修選択・物理?)…阿久津

 「問題8でおもりを糸につるす実験をやっているが、糸はのびる。はずすともとにもどるなどを確かめたか」との質問がありました。阿久津さんは「確かめていない。それが大事ですね」と答えていました。

 「作用・反作用を」という意見がありましたが、「弾性からはいる方がいいと思う」「作用・反作用のためにやっているわけではない」「ここで作用・反作用は出てこなくてもいいのではないか」と反論がありました。

 「力の原理が出てこない」ということに関しては「1時間前の授業の結果を使うような流れにすべき」「弾性体のイメージができるような教材開発が必要」との指摘がありました。