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日 時:2013年2月22日(金)18:30~21:30

場 所:国分寺市本多公民館

参加者:鷹取・鈴木ま・小川・五十嵐・阿久津・堀・町田(記録)


1.津波・地震を教える ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 堀さん

2月11日に行われた東京支部冬の研究集会で発表・討論した内容と、その後考えたことの発表でした。

GPSのデーターから地震の前後で水平方向と鉛直方向に地面がどれだけ動いたのかがわかるように簡易アニメーションを作ってきてくださいました。研究集会では水平方向と鉛直方向が別々に示されていたのですが、例会の資料では斜めから見たように修正されていました。それを見ると、東北地方が日本海溝に向けて引きずり込まれている様子が良くわかりました。

関連して、鷹取さんから「地震や津波の起こったときに見られるその他の現象」の資料が配布されました。



2.津波被災地・南三陸町を歩く ・・・・・・・・・・・・・・ 堀さん

堀さんの津波被災地を歩くシリーズです。写真をプロジェクターで投影して見せていただきました。詳しくは通信の後ろのページを参照してください。



3.中2 気象 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 小川さん

 陸海風は対流によって説明することが多いのですが、明星学園の平山さんが水平対流で教えているとのことで、そのモデルを見せていただきました。100円ショップで買ったケースを上下2ヶ所で繋いだものです。

 この装置に水を張り、双方に赤と青の食紅を入れておきます。赤い水の方に投げ込みヒーターを入れて暖めると、赤い水が上部のパイプを、青い水が下部のパイプを通って逆側に流れ始めます。下のパイプの流れが地上での風向きを表していますから、冷たい

 これだけなら対流モデルでも説明できるのですが、水平対流モデルによると、真ん中にパイプをもう1つつなげると赤い水が青い水の方に流れていくはずなのだそうです。

 小川さんがやってみたところ、うまくいかなかったそうです。その理由を考えてみましたが、小川さんが使ったヒーターでは対流が起きてしまうのではないか、との話になり、解決策としては熱帯魚用のヒーターを使ってみてはどうか、などの意見が出されました。

 その後、生徒のノートを見ながら授業プランの説明をしていただきました。



4.“南極石”を寒剤として使ってみる ・・・・・・・・・ 阿久津さん

 前回の例会からの積み残しだった寒剤の実験を行いました。実際に行ってみると-23℃まで下げることができました。

 凝固点降下や沸点上昇、沸騰石の原理などが話題になりました。



5.立川断層帯の調査説明会から

 ・・・・・・・・・ 鷹取さん

 2月に行われた立川断層帯のトレンチ調査説明会の解説をしていただきました。詳しくは後ろのレポートを参照していただきたいのですが、この後断層がずれたと思われていた場所が、実は日産の工場時代のコンクリート片だったことがわかったことはご承知の通りです。



4月例会では夏の岩手大会のフィールドワークと宿泊についての検討を行う予定です。ぜひ、参加して学びましょう。