中国拳法予備知識

一言に「中国拳法」や「功夫」と言ってもその数は計り知れないほど存在する
しかし中国拳法の母体はインド拳法から来ていると言われている、その代表的拳法が
少林寺拳法である、元々インドから来た達磨(ダルマ)大師によって伝われたと言う。

他にも起源には、諸説あるので御了承下さい。



●「少林拳」
おそらく世界一有名な中国の拳法と言えるのが少林拳である、本拠は河南省の嵩山である。
インドから来た達磨大師によって伝われたとしているが、伝説的な人物である故にはっきりとした事は良くは
分からないとも言われて居る、少林拳にも色々な派がある、北派少林拳は、北派蟷螂拳・燕青拳・鷹爪翻子拳・猴拳など
南派少林拳には、詠春拳・白鶴拳・洪家拳・佛家拳などが存在していると言われているがその種類は計り知れない
香港映画で有名なウォン・フェイフォンは南派少林拳の使い手で有名である。
武器を使った武術も数多くある、少林棍、北派槍術、長剣刀術、三節棍、柳槍術、双刀術、じょうひょう術など他にも
地域で独自に発展した物も多くあると言われている。



●「武当拳法」
武当拳法は、中国湖北省西北部に位置する武当山を源とする拳法です。武当山は遥か昔より道教の修行場として有名で、
歴史に名を残す多くの道士を輩出しています。中でも明の時代に活躍したといわれる「張三豊」道士は、
道教の内功の理論と民間の武術を合一して武当拳法を創始したと言われています。その後、多くの名士の努力によって、
武当拳法は独特な風格と豊富な内容を持つに至りました。武当拳法の特徴は、気の養成を重んじ、精神の集中や気力、
体力を向上することを重視することにあり、自然のうちに道の極意を感得できるシステムとなっている。
現代まで伝承されている武当拳法の中でもっとも知られているものに、太極拳、八卦掌、形意拳、武当太極拳、武当八極拳、
武当剣、玄武棍、三合刀、龍門十三槍などが言われている。

特に「太極拳」は今も中国全土で市民が公園などで良く見かける物である、太極拳は体内の気のコントロールによって緩やか
で流れるようにゆったりとした動きが特徴であり、健康、長寿にも良いとされているので健康を保つためにやってる人が多いが、
真の「太極拳」は非常に難しいく高度な技の拳法である、己の気と自然の気を一体化にして
放つ技であり、心を無にして自然にゆだねた時に力を発揮する高度な拳法である。
太極拳を真に極めた達人となれば、全ての打撃系攻撃においてカウンターがとれるとか・・・すさましい拳法である。



●「古代インド拳法」
中国拳法の原点である古代インド拳法は、今も少林寺や空手などにも形を残す程の拳法である、
しかし期限が古すぎて詳しい事は良く分からない事が多い、一番有名なのは達磨大師がインドで使っていた
拳法を少林拳として僧侶に護身術として伝えたのが有名である。