羽村の祭ばやし保存連合会長挨拶


 このたび、連合会会長の任を拝命いたしました渡邉です。どうぞ宜しくお願い申しあげます。

羽村の祭ばやし保存連合会は、32年前各囃子保存会の総意により発足、「羽村の祭ばやし」として、
唯一の「羽村市無形民俗文化財」に指定され、
以来羽村市内外で活発な活動を繰りひろげ、お陰さまで大きな評価を得てまいりました。そこには、各囃子保存会が伝統と文化・芸能を何よりも大事にしながら、諸先輩方の大変なご苦労と、その時々の関係者のたゆまぬ努力のなかで営々としてつくりあげてきものでございます。

 こうした中、春秋の祭礼だけではなく、羽村市の行事であります夏まつり、産業祭などにも積極的に参加し、「羽村の祭りばやし」を羽村の“音”として人々の郷愁感をも味わっていただけるよう、切磋琢磨しているところであります。

ますます都市化していく社会環境の中、郷土芸能は一層貴重な存在となり、後世への伝承の必要性は、多くの人々にも認識していただいているところであり、
私ども「羽村の祭ばやし保存連合会」は、郷土に誇る貴重な伝統芸能を守り、伝承していくため、さらに努力を重ねてまいります。

私自身、何分身の丈とは不釣り合いと自覚しつつ、今後も皆様方のご指導ご協力を賜り会長の任を務める所存でございますので、どうぞ宜しくお願いを申し上げご挨拶とさせて頂きます。

平成28年6月吉日
羽村の祭ばやし保存連合会長
        渡邉 正郎