PWM制御
PWM制御(Pulse Width Modulation)の基本的な原理は,周期を一定にしパルスの「1」と「0」の割合を可変すること
で,通過する時間の平均出力を可変制御するものである。用途はさまざまだが,「モータの速度制御」などが代表的な 応用例である。PWM信号は一定の周期の信号となっているが,Highの区間でモータがONとなり,Lowの区間でOFFとな るとすれば,平均出力はON区間の長い信号,つまりはデューティ比の大きい信号の方が高出力となる。この信号の繰 り返し周期が,モータの回転数より十分な速さ,つまり高い周波数であれば,モータの回転エネルギーとしては平均電 力でかんがえられるため,デューティ比の大きいパルスの方が高速回転をすることになる。これを利用して,Highの区 間の幅を制御する事により,平均電力を制御してモータの速度を制御する事が出来る。図6にPWM制御の基本的な動 作の波形を示す。 ![]()
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