改造てしまおう店舗用スポットHIDをスパクル仕様に(その2)

店舗照明用のHID機器を小加工しスーパークールをセットできるように改造してしまう記事のご紹介(その2)。


E26(電球形口金)仕様の配線ダクト仕様メタハラスポットを小加工でスパクル仕様に

店舗用配線ダクト仕様E26口金のHIDバルブ灯具はデザインが秀逸な製品が多く、これをSC仕様にしたら本家の製品よりも格好良くなりそう。
配ダク仕様メタハラスポットは多種類ある中で比較的簡単な加工でスーパークール(以降SCと表記)をセットできる製品の加工記を紹介します。
管理人宅にはSC球は無く、この球は友人に無知いってお借りした球を使った他力本願加工記です。



以外と簡単にカッコ良く作ることが出来ます。

ですが、灯具並びにSCバルブ共にメーカー指定以外の使用方法となるため、万一トラブルが発生した場合でもメーカー保証
対象外となります。
また、この改造によって事故が起きた場合でもメーカーならびに小さな海は一切の責を追いかねます。
この記事によって改造される場合はあくまでも自己責任にて行ってください 。


mar's cool 2号機 加工顛末
現行機種である小泉産業(梶j製の配線ダクト仕様HID灯具ASM94040の加工記を写真を交えて書いていきます。
このASM940400は照射角度が50度と広角なので、そのままブルー球(岩崎電気ハイラックスアクア2やハイラックスカラー ブルー)を取り付けても十分そのままで通用します。
また、照射角度30度のASM940399もあります。


基板分割(inv_04.jpg)


 比較
これが小泉産業(梶j製配線ダクト照明器具ASM940400(向かって左側)です。
この灯具は大変小型で、隣にある遠藤照明製ES−8812Wと比較してもいかにコンパクトかがわかるかと思います。
価格が比較的安いのも魅力です。


分割後の3枚(inv_05.jpg)

 分解1
− ドライバを使って左右出っ張り部分のネジを2本外します。
これで反射板部分とランプソケット部分が分離できます。
簡単ですね。


サポートライト1200(inv_01.jpg)  分離
この通りあっという間に分離できます。
当然の事ながら、分離前にバルブは必ず外しておきましょう。

解体,分離(inv_02.jpg)

 分解2
反射板と取り付けている2本のアームは切断して穴あけが必要かと思っていたら……
なんと別体でした。ラッキ〜
それも非常に美味しい位置で(矢印部分)


バラバラの図(inv_03.jpg)

 分解3そして分解完了
中間スペーサー部分の分解は
薄いアルミパイプで左右2本のタッピングネジを緩めることによってランプソケット部分から分離できます。



バラバラの図(inv_03.jpg)

 再組立て
中間スペーサを外した状態でランプソケット部分と反射板部分を4mmボルトで連結 。
組立も非常に簡単です。


バラバラの図(inv_03.jpg)

 ちょっと美的問題
ランプソケット部分と反射板部分の接続部分にこの通り約11mmの隙間が空いてしまいます。
ボルトむき出しではあまり美しくないので出来ればスペーサを見つけて入れたいところです。
しかし、11mm長のスペーサーなんて市販品には無いでしょうね。


 組立完了
最初から考えられていたようにSCのバルブがぴったり収まりました。
前のmar's cool 1号と同様SC専用にするならば反射板は耐熱黒塗装を施すべきと思います。


 比較1
加工済み(左)とオリジナル(右)の比較。
ちょっと寸詰まりになったが返ってこの方がコンパクトでバランスが良かったりして。
tだ、惜しむらくは安定器が配線ダクトを結構占領することです(2個の灯具の中間にある箱状のものが電子安定器


配線状況拡大(inv_07.jpg)  比較
点灯しての比較。
反射板が後部をしっかりカバーしてしまっているためSCで有りながら後部には全く光が漏れません。
後部に放射された熱は全て灯具が吸収しています。

シリコン・シール(inv_08.jpg)  試しに
反射板を外して点灯してみました(SCマリンブルー球使用)
このとおり後部に盛大に光が漏れてしまいます。
これではいけないので反射板を外した場合はなんらかの遮光対策が必要でしょう。

加工を終わって
 思ったより簡単にだったと言うよりハナからSC実装が考えられていたのでは?が実感です。
 出来合いの物の組み替えなので基本的に難しいところはありませんでした。
 それでいて出来上がりの質感は格段にこちらが上、金属ダイキャストなので放熱効果も期待できるのではないかと 。


注意
 電気製品のため不注意な加工は感電の危険性がありますので十二分に注意して加工を行ってください。
 点灯中や消灯直後のSC球や灯具本体は非常に高温になっていますので火傷にご注意ください。
 また、静電気対策のためにアースを取り付ける事をお勧めいたします。


警告
 器具の改造はあくまでもご自身(改造者)の責任で実行してください。
 また、この記事により改造した灯具を使用して発生した事故について小さな海の管理人は一切の責任を負いません。