PIC 16C711−20/P(Microchip)の概要
PIC16C711は高性能、低価格、CMOS、完全スタティック、EPROMベース、A/Dコンバータ内蔵8ビットマイクロコントローラです。
2サイクル(16MHzで500ns)必要なプログラム分岐をの除いて、すべてシングルサイクル(16MHzで250ns)で実行するシングル ワード命令(14ビット幅)によって高性能を実現しています。
PIC16C711には4個の割り込み要因と8レベルのハードウエアスタックがあります。
周辺回路には8ビットプリスケーラ付き8ビットタイマ/カウンタ(16ビットタイマとして使用可能)、13本の双方向I/Oピン、8ビットA/Dコンバータがあります。 LEDを直接駆動できる大駆動電流を持つI/Oピンによって、外部駆動回路が必要なくシステムコストを節約できます。
A/Dコンバータには4個のチャンネル、サンプル&ホールド、±1LSBの精度を持った8ビットの分解能があります。変換時間はサンプルタイムを含んで平均30μsです。
(Microchip社 16C711規格表より)
PIC 16C711−20/Pの主な仕様(抜粋)
◇リアルモード(PC接続モード)
動作クロック 20MHz  
分解能(ビット数 8ビット 256段階
誤差±1LSB(1LSB=約19.5mV)
(外部電源使用時)
チャンネル数 4チャンネル(Max) 外部リファレンス使用時は3チャンネル
入力電圧範囲 0V〜5V 外部リファレンス使用時は0V〜Ref
外部リファレンス電圧 Ref=3V〜5V
最大サンプリング数 11520Sa/S(max) PC転送速度115200bps時
PCとのインタフェース RS232C(COMポート) 通信スピード 9600〜115200bps
(可変可能)
消費電流 10mA以下 センサーユニット未接続時
◇ロガーモード(スタンドアローンモード)
自動計測バッファ 約 32000回分
(約 32000サンプリング)
24LC256(256kEEPROM使用時)
測定回数はチャンネル数で変わります
サンプリング周期 1秒単位で何秒周期にも設定可能 データはEEPROMに記録されるため
電源を切っても内容は消えません
消費電流 10mA以下 センサーユニット未接続時
 
高精度・摂氏直読温度センサIC LM35シリーズ(National Semiconductor)の特徴
LM35シリーズは出力が摂氏(℃)温度にリニアに比例する出力電圧を持つ高精度IC温度センサです。
LM35は絶対温度で校正されるリニア温度センサに比べて優れた点があります。それはユーザが便利な℃スケールを得るために、出力から大きな一定電圧の差を求める必要がないからです。
LM35Dは室温で±0.6℃、そして0℃から+100℃までの全温度範囲で±0.9℃の標準精度を得るために、外部の校正やトリミングを必要としません。
LM35の持っている低出力インピーダンス、リニア出力、そしてデバイスが固有に持っている正確な校正能力によって表示回路または制御回路とのインターフェースが特に容易に実現されます。
(ナショナルセミコンダクター社 LM35シリーズ規格表より)
LM35Dの主な仕様(抜粋)
温度係数 +10mV/℃ 摂氏0℃で+0mV、摂氏25℃で+250mV
精度 ±0.6℃ 摂氏25℃
動作温度範囲 +0℃〜+100℃  
消費電流 0.2μA以下 4V〜30V 25℃