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サマーセミナーでの石川裕美氏の実践を10の技に分けて追試しました。
1 フラッシュカードの用意(作り方)
次のようなカードを用意する。(カードは1〜20まで用意する)
↑裏 ↑表
・大きさ B5とB6の間くらい
・カードは全て重ねて端を斜めに落としておくと向きをそろえるのが簡単。
・裏に表と同じ数や、答えを書いておく。
の部分にセロテープを貼ると指に紙が引っかかりやすくなり、カードをめくりやすい。
・指を置く位置を考えて、指で文字が隠れない位置に、数字を書く。
・紙の材質はケント紙が手頃だが、なければ厚手の画用紙で作る。
2 フラッシュカードの持ち方
・右手でめくる場合は,左手でカードを支える。
・カードを,下から受けるかたちで支える。
3 フラッシュカードのめくり方
・うしろから,前に送る。
・元のカードと,めくるカードとをあまり離さず,ぴったりつけるかたちでめくる。
・カードの裏に字が書いてあれば、間違いなくカードを提示できる。
・指でカードがかくれないように注意。鏡に映して練習すると良い。
4 指の送り方
・カードを支えている左手の親指で,一番うしろのカードを押し上げる。
・右手は親指と人差し指で,すばやく,一番うしろのカードをつまみ,前へ送る。
5 一番はじめの指導
指示 先生の後に続いて山彦のように読みます。
T 1
C 1
T 2
C 2
フラッシュだから,瞬間にカードをめくっていき,瞬間に見せていく。テンポよく進める。
指示 今度は、みんなが先に読んで、先生が山彦になります。さんはい。
C 1
T 1
C 2
T 2
6 変化を付けてぐいぐい引き込む
指示 一つ大きい数を言いなさい。
指示 一つ小さい数を言いなさい。
指示 二つ大きい数を言いなさい。
指示 二つ小さい数を言いなさい。
指示 たして10になる数を言いなさい。(1〜10のカードだけで)
最初は順番に出し、なれてきたら、ランダムに行うとよい。
7 低学年には見せ方も変えて、のりのりで!
じわじわカード
白い、何も書いていないカードを一番前にする。一番後ろのカードをほんの少しずつ見せながら「じわじわ」と出していく。分かった時点で当てさせる。
説明 じわじわカードだよ。何が出てくるかな。じわじわ・・・・じわじわぁ・・・。
子どもの様子に応じて早さや間を変えていく。
ちらちらカード
一番前の白いカードから、後ろのカードを一部分だけ「ちらっ」と見せて引っ込める。すぐに答えが出ないときは、別の方からまた「ちらっ」と見せる。
説明 いくつかな。ちらっ。(他の方からも)ちらっ。
ひらひらカード
カードをひらひらさせて数字を当てさせる。
説明 ひらひらカードだよ。ひらひらひらひら・・・。
8 子どもの声をそろえる
慣れてくると、そろえない子もでてくる。さらっと「みんなで一緒に言おうね。」「ハイッて言ったら言おうね。」と言い、声を出すタイミングを教える。
カードの間に「そう。」「上手」などと誉めていくと、次第に子どもたちの声にはりがでてきて、声も揃ってくる。
フラッシュカードで声が揃うと教師も子どもも気持ち良くなる。ポイントはひたすら誉めること。
《先行実践》 石川裕美: サマーセミナーでの演習
《参 考》
石川裕美:集中力がアップのフラッシュカード&学習カードの活用1 低学年(国・算・音・英)明治図書
岡本真砂夫:すぐに授業開始!おすすめのフラッシュカードのご紹介,TOSSランド2114044 http://www.tos-land.net/
角田 俊幸:子どもの声が揃うフラッシュカードでのほめ方,TOSSランド1111026 http://www.tos-land.net/
山田 仁:授業の導入で使えるフラッシュカードの使い方,TOSSランド1121036 http://www.tos-land.net/