11’2’23
私自身の年金について、確認のために立川の年金事務所を訪ねたのは二十年以上も前のことである。 社会保険庁もいろいろあったから最近はどうなっていることかと、例によってネットで調べると、何年か前に青梅市に年金事務所が新設されて、私の住む羽村市関係も立川からの業務を引き継いでいることが分った。 地図の検索で、場所も調べた。 年金相談の予約もできるらしい。 何とか言うビルの三階だと言うから、駐車場はないだろうと考える。
青梅線小作駅から三分となっているから駅に近い。 ただ、このところの腰の違和感が、かなり良くなってきているのに、我が家から駅までの距離が問題だ。 ゆっくり歩けば二十分。 川べりの我が家はどこへ行くにも坂を登らなくてはならない。
駅前のスーパーに車を止めさせてもらって、帰りにしっかり買い物をしてくることにしようと考える。
年金証書や、年金手帳を手元にそろえておいて、年金事務所に電話をした。 予約はできるが、あいているのは夕方三時半以降だという。 予約しないで直接行けば、番号札を取って待つと言う形になり、その日の込みかた次第で、長く待つこともあると言う。 と言うことは意外に空いている時間もあると言うことらしい。 当然ながら朝八時半には空いているが、昼頃は込むと言う。 駐車場はちょっと離れた場所にあると、丁寧に場所を説明してくれた。
「そのほかに何かご相談がありますか」と聞いてくれたので、「いいのかな」と思いながら、「障害厚生年金」の話を始めたら、「係りと代わります」といって女性の声になった。 聞きたいことを全部話したら、丁寧に答えてくれた。
年金番号を告げた時点で、娘の名前がすぐ出てきたのには驚きもし、安心もした。 きちんとパソコンに整理されているようだ。
障害基礎年金は二十歳前の障害だから適用され、障害厚生年金は、障害レベルが低いので適用はされないことが分った。 あとは六十五歳になって厚生年金の申請をすれば、支給されると言うことだ。 六十五歳まで果たして生きられるかどうか分らない病気の問屋みたいな娘だが、息子にしっかり手続きを頼んでおかなくてはならない。
私自身の足腰の不調も、まったく突然起きたことなので、本当にいつ何が起きるか分らないから、きちんとしておいてやらなければと思ったのだが、予約する積もりでかけた電話で、ことが足りて、大助かりだった。 用意万端整えてかけた電話だったが、あっさりと解決した。
旧社会保険庁も縦割りのどのあたりがいい加減でおかしなことになってしまったのか知らないが、今日、電話に出てくれた人たちは、とても親切、丁寧で感じが良かった。 ここ幾日か気になっていたことも、これで「一件落着」だ。
高齢化社会に向けて、老後の生活を支える年金問題は、自分のこととしてしっかり把握しておくことが、今後ますます必要になるだろう。 「自分は自分で守る」ことが、年金に関しても言えそうである。
一号保険者への切り替え手続きをしていない専業主婦の年金を特例で支給するという問題に賛否両論入り乱れる昨今だが、車の免許更新にしても、時期になれば、連絡が来るのだから、年金についても手続きが必要なときには連絡してくれることもできるのではないかと思うがどうなのだろう。 私自身も、今回のことで、「何も知らない自分」を再発見したような気分になっている。
ちなみに、私の頭にこびりついていた「二十五年」は、「被保険者期間が二十五年」と言うことだった。