この間、朝のテレビで、犬にも花粉症があるという話をしていました。登場したワンちゃん、散歩しながら草の中に鼻先を突っ込んではクシャン、においをかいではクシャン。草のある道を避けて、舗装道路だけ散歩することになったワンちゃんもあれば、目薬を差してもらったり、果ては入院するワンちゃんまでいるありさま。この時季、同じ花粉症の私としては、身につまされる話でした。
番組の中で、原因となる草のうち、そのワンちゃんがどの草に反応するかを調べた表がちらりと出ました。
ブタクサなどおなじみの草の名の中に、私が「エーッ」と思った草がありました。
この「へらオオバコ」です。私は「イネ科」の花粉症であることが分かっていますので、初夏から夏が過ぎるまで、出来るだけ河原には近づかないようにしています。しかしこの「へらオオバコ」が好きで、テレビを見る2・3日前、意を決して土手に行ったのです。前から決めておいた、お気に入りの株の写真をとってすぐ戻りましたから、土手にいたのは何分でもありません。にもかかわらず、その後、激しいくしゃみ・鼻水・目のかゆみと言うお決まりの症状に襲われました。カメラを構えて近づいたり、離れたり、絡まっているのを離したり、花粉をしっかり吸って来たのは確かです。
「へらオオバコ」は元来この土手にはありませんでした。3・4年前、土手に盛り土をして1メートルほど高くしました。その盛り土に種か、根が混じっていたらしく、今年あたりは大きな株に育ち「いい感じ」になっていました。今までなかった草なので私も油断していましたが、どうやらこの草も要注意なのかもしれません。テレビで、クシャン、クシャンやっていた犬と同じです。そうです。私も「イヌ年」なのですから。