安全装置
管理鳥 2009/11/12 (Thurs.) 11:15:09
緊箍呪はクソ坊主だけの技ならばことは簡単だが、観音&釈迦という二重の安全装置(三蔵にとって)という完璧さ。
自分が敵わないと認めた観音&釈迦に唱えられるならともかく、平気で虫けらのようにぶっ殺してきた人間如きに地に打ち伏せられるなんて花果山水簾洞美猴王斉天大聖孫悟空(と、ことある事に長々と偉ッそーに名乗るTVB版、カワイイ…ほぅ〜)のプライドはズタズタなわけだが、500年の幽閉といい、まずはその尊大な鼻ッ柱をへし折ることから始めないと、この猴は調伏できない、と。
白骨精や烏鶏国での八戒操作による理不尽さは…萌えるな。
「お師匠さん、私の金丹でも生き返らん時には、私は生きてはおれませんか」
悲壮なセリフで先手を打つところがまたイイのだ。
平岩版は惜しい!
管理鳥 2009/11/12 (Thurs.) 15:44:48
その肝心の白骨&烏鶏の段、ねちっこい性悪になってしまった八戒が、例の純心可憐な悟空をどれだけいいようにいたぶるのか楽しみに単行本買ったのに……師父の人間が出来すぎのため、半減どころかもう……
世間知らずで人間としても未熟な三蔵と、理知的に時に冷淡にあたる悟空との関係が重要ポイントだろうッ!!
そんな未熟者に良かろうが悪かろうが攻め…もとい責められることを甘んじて受ける姿に燃えるんじゃないかーーーそんなオトメゴコロ解ってないよ弓枝さんたら
という、個人的な萌えポイントのズレがとても惜しい1品なのですよ。悟空だけでもせめてもっと悪ガキだったら…ッ!
原典贋悟空編発端の生首事件も大好き。そんなことしたらああなるのは当たり前じゃないかー!!何年付き合ってンだお師匠さんと?!で、観音様に泣きつきに行く孫様かわいすぎる。
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枷のため
管理鳥 2009/11/13 (Fri.) 10:52:38
緊箍はめられるまでは、盗賊皆殺しにして咎められたらかんしゃく起こして逐電、と好き勝手してたし。
この坊主の西天取経を無事に遂げさせなければ、このわっかのせいで我が身さえ危ないという、他人に命を握られているこれまでにない苦境なわけ>孫様
帰依といっても名前だけで、淫戒以外は普通に破ってる取経に置いても、わがままで脆いお荷物を抱えては、これまでのように力頼みの強行突破不可能なので、勢い頼まざるを得ずという苦渋。
くそぅ…ッ、この俺様が助けを頼まなけりゃならんとは……!!ここでもプライドが犠牲に。
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