先日弊サイトでアップした京急2100形。
ドア周りの画像などで登場していた
「握り棒の外側に貼られた赤地と白地のプレート。」

半自動ドアの説明書きではありません。
ゆびづめ注意でもありません。

一体、それは何を示しているのでしょうか…



ヒントは補助椅子にあり。


2100形のドアの周りにはラッシュ時以外は使える
補助椅子が設置されています。



じつは、この補助椅子に関する説明書きなのです。
とはいえ、補助椅子がラッシュ時に使えない表記は背もたれにありました。



それ以外に気にすること、それは…

乗り降りの際に乗降客の邪魔にならないよう
ドアが開く時に立ってください!というお願いなのです。

…補助椅子は確かに座面を下ろすとドアの縁ギリギリまで展開されます。
そこに大人が座ると少なくても足の裏の長さ分、
管理人サイズで27.5cmドア部分にはみ出します。

その27.5cmが邪魔になるので立って欲しい、というお願いなのです。


正直、他の車両の補助椅子ではなかなかお目にかかれない表記です。
が、反対側も27.5cmはみ出ていたとしても両開き扉では70cm以上の幅が余っており、
閑散とした時間帯であれば乗り降りに支障がないのでしょう。
事実、駅ごとに立ったり座ったりしている光景を見たことはありません(^^;;;





ちなみに、堀之内から三崎口まで快速特急の所要時間は約20分。
下り進行方向左側の補助椅子に座ると、
立って座る動作を5回繰り広げないと三崎口に着きません。


平均4分に1回の腰から下の運動。寝られません。


「ドライヤーから熱風が出ます。やけどに注意」並のすごく当たり前な説明書きとして
受け止めたいところですが、そこまで記載するのに至った「注意書き」だらけの世の中を
鬱陶しく感じます。

 

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