知る人ぞ知る…存在のはずですが?!



富山地方鉄道のオリジナル車両といえば14760形。
オンタイムでも2012年3月25日にアップしました。

で、今回はその中でも異色の存在として名高い
14767-14768という2両編成をちょこっとだけ取り上げたいと思います。


車内全景です。
電鉄富山駅で整備したはずの車内なのに、
背もたれの向きに法則性を見いだせない点は何とももどかしいところです。

早くもお気づきの方はうずうずしているかと思います。

或いはこの車両、車内学業界においては大変人気の車両でして、
L&B先のTrainspace.netさんやZone-Sさんの14760形コンテンツでも
かなりの紙面を割いて「会いたかった」オーラ満載で紹介していますので、
それらのサイトですっかりご存知の方もニヤニヤしているかと思いますが…


14767-14768の2両編成の真骨頂がコチラ!!




車端部にいらっしゃるリクライニングシートです。
それもロングシートの向きでリクライニングシートという、
観光バスでしか見たことが無い超きときとな光景です。

特急運用時はそれなりに様になっていましたが、
今回取材した立山行きの最終普通列車ではさすがに始発駅にして
「え、ここ座っていいの?」なんて挙動不審に陥る若者を目撃しました。

…だって、あまりに周りとのオーラが違うから…ねぇ(^^;;;
例えるなら、某バラエティ番組にて寝ている大泉洋さんを起こすために
姫の格好をしているミスターみたいなオーラです。
…あれ、伝わらない??


残念なお知らせも…

さて、富山地方鉄道では2012年3月から鉄道線に「えこまいか」を導入しました。
それに伴い、乗務員室周りがだいぶスッキリしたという話は14760形本編でも触れました。

14767-14768編成も例外ではありませんでした。



床の画像をご覧いただくと納得!といったところですが、
この部分にも片側だけリクライニングシートが展開していました。
しかし、えこまいか導入に伴い座席が撤去されてしまいました。

今も座席の跡やつり革の長さ、窓の座席番号などで
往年の大胆な様子を偲ぶことができます。

そうそう、Trainspace.netさんやZone-Sさんで大胆な様子をチェックすることもできます。
つくづく素敵な時代になったものです(殴



さて、車端部のリクライニングシートはそのまま健在。
モケットは画像よりも赤みが強い物で、間の色が異なる肘掛は
上げた状態が一応デフォルトのようです。

リクライニングボタンが外されている座席が多数ですが、
何席か辛うじてついている座席もあり、
操作すると背もたれ、座面共々ほんの少しだけ反応してくれます。

つまり…壊れたらそれまで、あとはもう…ということです(^^;;


改めてロングシートの2席です。
キハ40形のトイレ脇ロングシートのように、長さが短いロングシートは
このように正面から撮影することが多いオンタイム取材班(班員1名)。

しかし、この部分にリクライニングシートがスッポリ収まってしまうとは…
見たことが無い画角、やはり超きときとです。

奥の方にはやはり配管の関係でしょうか、床が一段高くなっている部分が見られます。



新幹線の座席などでお馴染みだと思い込ませたいシチュエーションですが…

いやはや、周りの環境がそれを許してはくれません。



アルプスエキスプレスで驚異のビフォーアフターを披露した富山地方鉄道。
お次はこちらのビフォーアフターをお願いしたいところです。

勿論座席はそのまま、リクライニング復活の方向で(^^;;;

水戸岡先生、そこんところ一つお願いします!


 

 

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