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ボタン電池一個で3LEDを点灯する回路

 

 赤色LEDは順方向電圧Vfが1.5Vなのでボタン電池でも十分点灯できますが

緑、オレンジ、白色などのLEDはVfが3.0~3.5Vあるので3Vのボタン電池では点灯することが困難です。

そこで下図のような回路を以前考えたので紹介します。

マイコンのPA0端子はPWM出力になっていて常時パルスを出力しています。

パルスがLのときC1には3.0V-0.4V=2.6Vが充電されます。

HになるとC1D1の接続点は3.0V+2.6V=5.6Vになります。

このときPA1~3Lになっている端子に接続されたLEDが点灯します。
パルスは常時出力されているのでLEDの駆動電圧として約5.6Vが得られることになります。

全体の明るさ(電流)はR1で設定できますが、ポートの電流容量を超えないように制限します。

またLED間の特性の違いによる明るさのばらつきはポートのLになる時間(ソフト)で制御できます。

写真は5個の高輝度LEDを使ってブレッドボードを作って実験したものです。
 
この方式であれば一個のボタン電池で赤、緑、黄、オレンジ、白色、などいろいろなLEDが点灯でき、

2V程度までマイコンが動作するのでボタン電池を完全に使いきるまで点灯することが出来ます。

(実際の回路定数はC1=1uFR1=100Ωです

 

 


LED表示回路図

 

 

 

 

 

 

 

 

 

写真




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