2010年11月例会報告    過去の例会へ ホームへ../zhong_yang_yan_xian_li_kesakuruHP/guo_quno_li_hui.html../zhong_yang_yan_xian_li_kesakuruHP/homu.htmlshapeimage_1_link_0shapeimage_1_link_1
 

2011年1月へ

 参加者:鷹取・鈴木ま・五十嵐・小川・町田・吉村・堀(記録)

1.ビデオ「改訂新版・スルメイカの解剖」…………………………………鷹取

 生物サークルと合同でスルメイカの解剖を行い、その映像を実践記録集の付録DVDに入れて頒布したところ、科教協兵庫大会などで大好評でした。

その後、首都大学東京の神経生物学、行動の神経支配機構が専門の黒川信(クロカワ マコト)准教授を研究室に訪ね、スルメイカの神経系を中心とする解剖を行いました。そのときの映像を加えたり、鈴木綾子さんが佐渡旅行で撮ってきたスルメイカの遊泳映像を加えたりしたものです。

できあがった作品は、雌の解剖映像がない(注:さらに今年になってからの改訂で、メスの生殖器の静止画を取り入れました)など今後への課題はあるものの、かなり完成度が高くなってきました。


2.写真報告「インド洋の光り輝く島・スリランカ」(第3回)……………堀

 スリランカ南西部の大きなヤーラ国立公園の報告です。2004年のインド洋大津波のときゾウはいち早く察知して高台に逃げ出し、ほかの動物もそれに続いたために野生動物の遺体は1頭も見当たらなかったそうです。  

平静を取り戻したヤーラ国立公園の、スリランカヌマワニ、インドスイギュウ、トクモンキー、ハヌマンラングール、アクシスジカ、スリランカヒョウ、ナマケグマ、ハイイロペリカン、アマサギ、インドトキコウ、インドハッカなどの野生動物を紹介しました。


3.授業プラン「野生動物との共生」…………………………………………鷹取

 以前鷹取さんの自宅庭にタヌキが現れ、それをビデオ映像に納めていました。それを基に、考えられたプランということでした。

町田:「東京で」とあるが、島も入っているのか。

鷹取:島も入れていい。

小川:小学校では動物と言ってもせいぜい昆虫くらいしか学んでいないので、“ほ乳類”と提示する課題はどうか。

鷹取:迷っている。

町田:何年生くらいを対象としているのか。

鷹取:小学校5~6年生を考えている。

小川:東京の潜在植生も扱いたいか。

鷹取:中3なら扱いたい。

町田:課題2では、東京都に生息する40種類のほ乳類を並べて「この中で東京都に棲んでいるのはどれか」と聞くのはどうか。

鷹取:自分としては4種類から始めようかと思ったが、町田案でもいい。以前あった高尾自然科学博物館の資料は一部図がおかしいが使えると思う。

小川:キツネとイタチの退行曲線の図は、どのくらい信憑性があるのか。

鷹取:調べなければいけないが、一般的な意味で減っているということ。


4.教材研究「足尾の鉱物」 ……………………………………………………吉村

 吉村さんは豊富な資料を提示して、ていねいに説明してくださいました。

 足尾では地中の裂け目に熱水液が進入して銅鉱脈をつくったそうで、あちこち掘る場所がある珍しい鉱山だそうです。品位もかなりいいものだったようです。

予備知識の乏しい私としてはとても難しかったですが、地中での鉱脈ができるようすがなんとなくイメージできたように思います。