2011年1月例会報告     過去の例会へ ホームへ../zhong_yang_yan_xian_li_kesakuruHP/guo_quno_li_hui.html../zhong_yang_yan_xian_li_kesakuruHP/homu.htmlshapeimage_1_link_0shapeimage_1_link_1
 

2010年11月へ

参加者:鷹取、鈴木ま、堀、小川、五十嵐、吉村、町田(記録)

 まずはじめに堀さんから「地球のきもち 気象学入門」の紹介と「冬越しする昆虫」の写真セットが配布されました。

 「冬越しする昆虫」は小川さんと関ブロ大会に参加したときに「ぐんまこんちゅうの森」で撮影したものだそうです。成虫で冬越しをするもの、幼虫、繭、蛹、卵でするものなど写真24枚に及ぶ資料です。特に、スミナガシの蛹は「よく擬態しているよね」という話にも関わらず、私は葉っぱの陰に蛹をつくったのだと勘違いしていました。蛹のくせに葉脈まであるなんて・・・侮れません。


○フィールワーク報告 インド洋の光り輝く島 スリランカ ・・・・堀さん

 2009年夏のスリランカでのフィールドワーク報告の最終回です。いつもと同じようにコンピューターをプロジェクターにつないでの報告でした。

 ウダ・ワラウェ国立公園では触れるくらいまでゾウに近づけたそうです。ゾウの雌の群れの中で子ゾウが守られている様子や、ハエ叩きのようなゾウの尾、ゾウが暑さのために木陰で休む様子などが映し出されました。


 国立公園のあとは、インドトサカケリ、大きなくちばしの(でも中は中空で軽い)サイチョウ、トルコの女性がかぶる帽子(トク)をかぶっているように見えるサルのトクモンキー、水牛、カワセミ、トケイソウなどの写真が続きました。

 また、スリランカのお茶畑で働く人々の様子や、紅茶工場の写真も見せていただきました。

 スリランカの写真紹介は今回で最終回です。次回からはルワンダ・ウガンダの映像を見せていただく予定です。


○作用反作用の授業プランと実験の提案 ・・・・・・・・・・・・・・町田

 都立高校では、初任研の他に2、3、4年目研修と続きます。八王子北高校では年に2名ほどのペースで新規採用者が着任するため、ある時期は毎日のように「研究授業」と銘打つ授業が目白押しになります。以前は「最近の新採は可愛そうだなぁ」と思っていたのですが、半ば楽しんで授業研究をしている姿を見せるのも面白いのではないかと思い立ちました。そこで、ある日突然「勝手に教研」と称して授業を行ってみました。あまりに突然だったので見に来てくださった方が一人だったのですが・・・

 神奈川大会のお楽しみ広場で阿久津さんが実演していたバブロケットを作用反作用の授業に使えないかと考えて課題を作ってみました。結論から言うと、私の指導案はいま一つでした。これは、授業を参観していただいた方(生物・2年目)も同意見だったようです。私の考えではバブロケットは力を探すところの教材として使うのが良いのではないかと考えています。

 そこで、作用反作用の授業としては、力学台車の上に押しバネのバネばかりを固定したものを二台準備し、押し合うことで二つのバネばかりにはたらく力が同じになることを見せるように考え直しました。

 刻々と変わる力の大きさをどのように読むかがポイントだったのですが、サークルで検討した結果、目盛り部分にスライダーをつけることで最大値を読むことが出来るのではないかとの指摘をいただきました。今後はスライダーの試作や工夫をしようと考えています。

 課題も、片方の台車を2台にして質量を2倍にしてみたり、力学台車を動かしながら引き合ってみたり、と工夫の余地がありそうです。来年度の実践に間に合うようにもう一度プランを練り直したいと考えています。


○中学校で大事にしたい地震と火山の概念 ・・・・・・・・・・・吉村さん

 『理科教室』2010年12月号を執筆した吉村さんが、原稿をもとに解説をしてくださいました。この原稿は中学校の教師向けに書いたとのことで、中学校でどこまで教えるかはともかく、ある程度物質的なことを押さえてほしい、とおっしゃっていました。