青梅アマチュア無線クラブの紹介


1.青梅アマチュア無線クラブの歴史

アマチュア無線は「趣味の王様」と呼ばれ、まだ無線機が市販されていないころ、

自作無線機でA3電波が飛び交っていた1965年5月に、青梅市二俣尾会館にJA1MV・

JA1IDA・JA1IMX・JA1LJX・JA1QUC・JA1TFJ・JA1VIP局など、当時青梅市で開局し

ていた有志が集合し、JA1MV関根源二氏(故人)を初代会長として創立されました。


   1966年には青梅市民会館が新設され、青梅市登録市民団体として月例ミーティング

を市民会館で行うようになり、コンテストや移動運用、フォックスハンティングなど

の他、青梅市事業協力にと活発な活動を展開しました。

1970年には、クラブ局JA1ZYGを開局し、JARL主催コンテストにフルタイムで参加し

クラブ対抗で1桁台の成績を上げることもできました。


1980年からは第4級アマチュア無線技士養成講習会を主催し、クラブ自前の講師・

管理者により10数年に渡り開催し、アマチュア無線家の育成に努めました。

1991年にはJARL東京都支部大会が青梅市総合体育館で開催され、青梅アマチュア

無線クラブがホストクラブとして運営の主体となり、盛大に開催することが出来ました。


2000年にはミレニアムを記念し記念局運用やアワード発行などある中、青梅アマチ

ュア無線クラブ員9名により2000年記念KH0サイパン島ペディションを行いました。

この時期はコンディションがよく、今まで経験したことのないヨーロッパからの猛烈

なパイルアップがあり、この感動を忘れられず2003年再度運用を行いました。


2001年11月には、青梅市市制50周年特別局[8J1OME]を開設運用し、青梅市から

は、中村青梅市議会議長、JARLからは原 会長、本間東京都支部長をはじめとする

来賓をお招きし盛大に開局式を行いました。8J1OMEは1か月間運用し、国内は元より

全世界に青梅市をPRいたしました。

特別局や特別記念局の運用につきましては、特別局[8J150ZYG]青梅アマチュア無線

クラブ創立50年記念局や、特別記念局[8J1A/1]ハムフェアー特別記念局、[8J1TK/1]

東京国体特別記念局の運用を行っております。


2007年には当クラブ代表(当時)のJH1LWP島田氏がJARL東京都支部長に就任し、

当クラブの活動範囲も広がり、ハムフェアー特別記念局[8J1A]の東京ビックサイト

常置場所運用でも毎年当クラブ員がその一端を担っております。


2.青梅アマチュア無線クラブの社会貢献について

当クラブは、青梅市の事業にもボラティア協力を行っております。その1つは、全国

的に知られています市民マラソン[青梅マラソン大会]への参加協力です。

1980年15回大会から青梅マラソン大会主催者である青梅市から要請を受け参加協力し

ています。医師や看護師の救護班を車に同乗し、業務無線を使用し、本部の指示のもと

怪我人の救護に向かい、医師や看護師の指示のもと、救護所に搬送や救急車の手配など、

役員や選手の方々の安全確保のため当クラブ員25名以上が参加し貢献をしております。

また、1936年から続く、一時は箱根駅伝競走大会の予選も兼ねました[奥多摩渓谷駅伝大会]

への参加協力です。青梅マラソンでの実績が認められ60回大会から21回(2019年12月現在)

参加協力をしています。


青梅市総合防災訓練への参加。過去の大災害時にアマチュア無線で情報収集された話

題を耳にすることはありますが、当クラブも青梅市と災害時協力協定が締結しておりま

す。青梅市の防災対策にも情報収集協力団体として組み込まれています。毎年行われま

す青梅市防災訓練に参加し、会場に移動無線局を開設、市内のクラブ員をはじめとした

アマチュア無線家の皆さんと情報伝達通信技術を磨いております。