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書く 時には
叫ぶのではたりないし 壊すのでも
殺すのでも たりない から 書く
書く 時には 生 誕生 死 力が
一人の人体に一致し 静かに 猛る
表現でなどなく はじめて到達する
いのち が其処に 現れる 初めて
たとえば私が花という するともう
たとえばで 強度に 私が花という
四連までで 運動がたりない なら
鳥の影が 白帆が と加えればいい
書くという 狂気 危険 危機 淵
一語一語 深すぎる 光輝の 暗黒
*「たとえば私が花という…」(マラルメ)
「ぽ」261 2008年3月
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