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Web2.0って?



 このあいだ『ダイ・ハード4.0』というDVDを近所のレンタルショップで借りて
見た。「4.0」というのは「Web2.0」という最近の用語からシリーズ4番めを
「4.0」としたのだろう。
 「Web2.0」とは、下のような記事でよくわかる。

IT用語辞典〜Web
2.0特集:Web 2.0とは 意味・解説 - IT用語辞典バイナリ


 この映画でサイバーテロが出てくる。大規模な政府機関のサーバをクラックす
る集団とブルース・ウィリスは戦うわけだ。映画としては、シリーズ1番めがよ
くできていたと思うが、この第4弾で多少注目するところは服装などにはあまり
興味のないパソコンオタクの一人が脇役のヒーローとしてクローズアップされる
ところだ。
 小道具としてパソコンオタクはパソコンを使うわけだが、例によってパスワー
ド解析(この内容は映画でハッカーが何をやっているのか客観的にはよくわから
ない)や、サーバへの侵入が重要な戦いになる。ふだんパソコン趣味の人が親し
いのは「メールボンブ」などだが、そういうことよりハッカー(クラッカー)た
ちの雰囲気を、演出者はどうとらえているかよくわかりおもしろい。

 上のサイトの記事によれば、すでにblogやwikiやSNSはWeb2.0のカテゴリに入
る。素人として遊びでやっている「灰皿町」もその流れに自然に乗ったというこ
とになる。
 だいぶ前、ISP(インターネット・サービス・プロバイダ)が用意している
ホームページ用の領域に、HTMLの本を見ながらサイト作成に挑戦していた人々
は、フリーで提供されるblogの領域に流れていった。というのも、サーバサイド
で使われるデータベースなどのバックエンドへの通路を素人ユーザと切り離さな
いと、管理が大変だからである。ただし、バックエンドを意識しないですむ
Web2.0技術もある。CSSやJavaScript、DHTMLの組み合わせは、ホームページ作り
が盛んになり始めのころのISPが提供する領域の状態で大丈夫なので、工夫すれ
ばいろいろできる。
 その点、自宅サーバはやりたい放題なので、いろいろ試行しつつblogなどもど
んどん増殖できる。
 次にくるのは前々回にも書いたが、音声や動画などの配信の遊びだが、あっと
いうまにYouTubeの利用が盛んになったり、Podcastingもできる商用blogサービ
スもさらに増えてくるだろう。
 たまたま灰皿町では、暇なときにいろいろなことができるので、詩などの文学
コンテンツを発信するに向いているのだが、このWeb2.0の進化に乗らない手はな
い。より広い遊び場所が、ちょっと先に見えている感じである。



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