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第24回  上意下達の学校 (1)

@ 『西多摩版「主任生」黒書』

 全国に先駆けて「主任教諭制度」が東京に導入されて二年目になります。東京の教育を良くするのだと反対意見を押し切って強行された「主任教諭制度」。これで学校は教育の場にふさわしい姿に変わってきたのでしょうか。

 私たちは「主任教諭制度」について、学校現場の率直な声を集めてきました。その声をまとめたのが『西多摩版「主任教諭」黒書』です。そこには、この制度への疑問、率直な不安や心配、そして腹に据えかねる怒りが綴られています。そのいくつかを拾ってみましょう。

■ 職場のチームワークが崩れる

説明がよくなされないまま導入された制度。給与がUPするだけのような話をした管理職!同じ仲間として話すとき、見えない壁ができてしまいました。「賃金で差がつく」・・・・と考えると、仕事に対する力が減退するような気持ちになります。それではいけないと考えますが・・・・現実があります。誰でも同じ立場になって仕事ができるために制度の撤廃を望みます。

職場のチームワークやお互い様の助け合い、思いやりの気持ちがなくなっていく。子どもたちの思いやり・助け合いの気持ちを育てなくてはいけない教員が、このような気持ちになっていいのだろうか。ぜひ、教員に格差を生む主任制度を廃止して、気持ちよい職場にしてほしい。

   ●やっぱりおかしい!同じ学校の中で、教員に違いをつ  くり、縦の指導の系をつくる。上から下へ!指導という  より押しつける体制を公につくる。クラスでは、みんな  同じ。みんなで力を出し合い支えあって力をつけよう!  と教えているのに。


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