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第30回  まずは、つながり、話し合うことから ()

(4) 政治を変えることも大切

 私たちが毎日のように直面しているさまざまな苦しみ、矛盾、問題は、この国の大きな政治の流れの中で、意図的・計画的に作り出されたものです。日々の実践を積み上げていくことの大切さとともに、やはり、私たちの願いや要求を実現してくれる政治にこの国の政治を改めていくこと、政治を変えていくことがどうしても必要です。東京都知事に石原慎太郎氏が就任して以来の東京の教育の変容とその破壊ぶりは、どれほど政治や首長のあり方が教育や私たちのくらしに大きな影響をあたえるかをあらためて教えてくれています。

 昨年の総選挙は、政治は国民が自らの手で選び取るのだという、その出発点となりました。この経験はたいへん大きいと思います。なにしろ、政治は国民が選び取れるのだということを証明したのですから。その結果、これまで「30人学級実現」請願の紹介議員になってほしいといくら言っても無しのつぶてだった議員が、今回は紹介議員に名を連ねるといったことも起きています。

 来年は都知事選挙の年です。政治にもっと関心をもち、私たちの願いや要求を実現できる政治をもとめていきましょう。

 (5) ぜひ、都教組に!

 今年に入って、次々に青年が都教組に加入しています。その多くが新採2年目、3年目の若者たちです。

ある職場では、子どものことや教育のことを年配の先生に相談する中で、その先生の子どもと教育への姿勢や生き方に共感し青年教師が都教組に加入しました。ある職場では、管理職のパワハラに悩んでいた若者が職場会に誘われ、それをきっかけに半年後に都教組に加わりました。ある職場では、新採担当の先生と教材研究や教育談義を重ねるなかで組合の大切さを知り、数は力だからと都教組に加入しました。ある青年は職場の先生から紹介された民間研究団体のサークルに顔を出す中で、子どもと教育を大切にするには組合が必要だと都教組に入りました。・・・・・・

 ある青年組合員はこんなメッセージを仲間に送っています。

仲間がふえるって 心強い

先生一人ひとりが
仲間との交流を深めて
先生であることをよかったと思えるように
自分の仕事や仲間の仕事に誇りを持てるように
そして
これからの仕事をまたがんばろうと思えるように
組合って、そういうところなのかな・・・と感じています

  (都教組西多摩支部の青年組合員からのメッセージ)

 「組合に入ろうよ」  声をかけあいましょう。たくさんの若者が、仲間がきっと応えてくれるはずです。

おわり



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