先に触れた意図でこのフラッハウを第2の宿泊地とした。5泊と期間が短かった事とその内の1日余を悪天候で棒に振った為、ドルフガシュタインまで一山残し、”ski amade” 完全制覇はならなかった。後で思えばハイリゲンブルートとの日数配分を調整しても良かったかと思う。広過ぎて絵になるゲレンデ写真が撮り難く、殆ど残っていないのに後で気付いた。なおフラッハウへのアクセスはラートシュタット駅から十数キロ、バスもあるのだが、ホテルの場所も定かでなかったのでタクシーを使った。
【リフト地図】
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さすがにスキーのメッカ、ハイリゲンブルートと較べるとスキーヤーは大分多かった。設備投資は盛んなようで、メインローブウェイ(アハタージェット)駅舎も変わっていたし、前に他所で紹介した8人乗りチェアーリフトがフラッハウだけで2基増えていた。これ等はかなり新しいと思われる。
ワグラインとは繋がっており、更に西隣のロープウェイ(グラーフェンベルク)駅とは距離も短く、スキーバスが頻繁に往復している。ジグザグに上下を繰り返しゾンネンコーゲルを経てアルペンドルフに達する。フラッハウ滞在最終日、見通しの良くない中、多少迷ったが、空は次第に明るさを増し、昼過ぎには薄日の差すこともあった。時間切れでアルベンドルフ谷駅を最後に引き返したが、あと一山越えればドルフガシュタインに達したのに残念。
ホテルはメインロープウェイ駅と駅入口バス停(ウンターベルクガッセ)の中間にあり5,6分歩くのだが、スキーは駅舎内のロッカーに預けることが出来、往復は楽だった。
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メインローブウェイ (アハタージェット)駅 |
同山頂駅付近 | 8人乗りチェアーリフト |
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グラーフェンベルク駅/ワグライン | ゾンネンコーゲル付近 | アルペンドルフへ向かって |
この地区は今回始めての訪問。前項の一列奥のスキー場群で、概念図左から ツァウヘンゼー、フラッハウヴィンクル、クライナル。他のスキー場とリフトの接続は無く、真中のフラッハウヴィンクルがフラッハウのバス停、ウンターベルクガッセとスキーバスで約30分。
この地区のスキー場も広く、快適なゲレンデだった。この時期は気温も充分低く、雪質の差はあまり感じられなかったが、温かくなれば標高の高いこちらのスキー場は俄然有利である。そのせいか施設の整備は他所に較べても進んでいるようで、リフトも、より整備されているようだ。特にツァウヘンゼー方面に登るリフトは新しく、駅舎のロビーはホテルのものと見紛う立派なものだった。今後も益々発展する兆しが感じられた。
クライナル方面に登るリフトの駅は谷の反対側にあるが距離はなく、専用シャトルバスが頻繁に往復していた。
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フラッハウヴィンクル | 同ツァウヘンゼー方面 ロープウェー駅外観 |
同駅舎内ロビー |
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