ドキュメントの使用権限を設定する

書式:
HPDF_STATUS HPDF_SetPermission(HPDF_Doc    pdf,
                               HPDF_UINT   permission);

戻り値
  成功時 :HPDF_OK
  失敗時 :エラーコードを返し、HPDF_Doc オブジェクトのハンドル生成時に渡したエラーハンドラをコールする。

エラー

HPDF_INVALID_DOCUMENT
無効なドキュメントオブジェクトのハンドルが設定された
HPDF_FAILD_TO_ALLOC_MEM
メモリの確保に失敗した

引数
  pdf :HPDF_Doc オブジェクトのハンドル
  permission :使用権限。この値は、以下のフラグの組み合わせとなります。
      HPDF_ENABLE_READ - ユーザはドキュメントを読むことができます(0)
      HPDF_ENABLE_PRINT - ユーザはドキュメントを印刷することができます(0x4)
      HPDF_ENABLE_EDIT_ALL - ユーザはアノテーションやフォームフィールド以外の ドキュメントの内容を編集することができます(0x8)
      HPDF_ENABLE_COPY - ユーザはドキュメントのテキストや画像をコピーすることができます(0x10)
      HPDF_ENABLE_EDIT - ユーザはドキュメントにアノテーションやフォームフィールドを追加したり 編集したりすることができます(0x20)

ドキュメントの使用権限を設定します。
訳注:ドキュメントが暗号化されている必要があるため、この関数を呼ぶ前にHPDF_SetPassword()を呼ぶ必要があります。
また、使用権限の定義値はRevision 2準拠ですが、以下の値を追加することで使用権限を追加できます。

ONの時許可する権限
0x200 アクセシビリティの目的(スクリーン・リーダなど)でテキストや画像の抽出を許可する
0x400 HPDF_ENABLE_EDIT_ALLが不許可の時でも、文書の合成を許可する。
ページ挿入・ページ回転・ページの削除・しおりの作成・サムネイルの作成
0x800 高精度印刷を許可する。HPDF_ENABLE_PRINTとともに指定する必要があります。

参照
  ドキュメントにパスワードを設定する (HPDF_SetPassword)
  ドキュメントの暗号化モードを設定する (HPDF_SetEncryptionMode)