改行について

「改行」は種類があります。タイプライターの時代の慣習が残っているためです。

キャリッジリターン(carriage return)

タイプライターで行の途中から同じ行の行頭へ印字のヘッド部分が移動することをいいます。 CR(シー・アール)と略されます。(文字コードは0x0D)

ラインフィード(line feed)

タイプライターで印字ヘッドを次の行に移動することのみをいい、行頭には移動しません。 LF(エル・エフ)と略されます。(文字コードは0x0A)

現在のパソコンの「改行」は「キャリッジリターン」と「ラインフィード」が組み合わさった動きと言っても良いでしょう。
この「キャリッジリターン」「ラインフィード」の組は「CRLF(シー・アール・エル・エフ)」と呼ぶことが多いです。

また、OSによって改行とするコードが違います。
windows系は「CRLF」で、Mac系は「CR」のみで、Unix系は「LF」のみで改行を表します。 しかし、メールで送信するときは「CRLF」で改行とするように、RFC2822(インターネットメールの規定をしている文書)内で規定されています。
残念ながら、cgiを使ったメールフォームなどでは改行コードが必ずしも「CRLF」にはなっていません。 改行コードに限らず、メールフォームからのメールはRFC2822に違反したメールになっていることが多くあります。