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【メーソート(แม่สอด)教育支援プロジェクト】
 タイとミャンマーの国境の街メーソートとその周辺の農村地帯にはミャンマーから逃れてきた数多くの人たちが暮らしています。
 2008年からスタッフが毎年現地を訪問し、移住労働者の子供たちの教育支援を行っています。メーソート及びその周辺には、ミャンマー人児童学習センターが70校余りありますが、2008年と2009年に行った2回の調査の結果に基づき、そのうちの1つである「パラヒータ学習センター」に対して支援を行うことにしました。パラヒータ学習センターは、メーソートの街から約40km離れた農村地帯にあります。ピースフル・ビーンズは、パラヒータ学習センターの全教員8名の給与とスクールバスの維持・運行のための資金援助を行っているほか、スタッフの現地訪問時にアートクラスを開催したり、机や椅子の製作・修繕、生徒証の作成なども行っています。
 パラヒータ学習センターに通う約200人のミャンマー人の子どもたちは、タイに正規に滞在するためのビザを持っていません。正規のビザは持っていなくても、パラヒータ学習センターのような移民の子ども向けの学校に通っている子どもたちについては、逮捕したり、強制送還しないという方針をタイ政府はとっていますが、学校に通っていることを証明するものがないと、子どもでも強制送還されてしまうことがあります。このため、写真入りの生徒証を身につけていることは、国境のタイ側で暮らすミャンマー人の子どもたちにとっては非常に重要なことですが、ミャンマー人移民労働者の子どもたちが通う学校の多くは予算や人員が不足していて、生徒証を発行できないところが少なくありません。パラヒータ学習センターも2010年に、ピースフル・ビーンズが生徒証の作成を行うまでは、生徒証を発行できていませんでしたが、2010年以降は写真付きの生徒証を身につけて、生徒たちが安心して登下校できるようになりました。

メーソート周辺のミャンマー人児童学習センターのリスト

アートクラスの様子

生徒証に印刷する顔写真の撮影


上の写真をクリックすると2011年8月に撮影した動画をYouTubeで見ることができます。