[ NEXT ][ BACK ][ TOP ][ INDEX ]


Moonshine 23


―東京近辺での大気イオン濃度の極端な上昇―




 東京そのものに起こるのではない。しかし、ごく近いところに起こるため、東京も大きな影響や被害を受ける。正確な場所はどこか。数か月前の時点では、川崎、横浜、鎌倉あたりだった。しかし、最近では、どうも伊豆あたりのように感じる…
 個人的な直観による地震と津波の予感の話である。どうもおかしい、なにかが来る、正確なロケーションはともかく、七月からは特に危なくなる… こんなふうに感じ続けてきていて、いまだにこの感覚は消えない。

 こんなふうに思っているところへ、NPO法人(内閣総理大臣認証)大気地震予測研究会e-PISCOが6月30日、千葉・南房総測定点と神奈川・厚木測定点、静岡・沼津測定点での大気イオン濃度の極端な上昇が続いていると報告し、事態の深刻化と国家総動員体制での警戒を促した。
 この報告によれば、「19日以降、南房総測定点では大気イオン濃度測定値が振り切れる状態がつづいている。また、厚木測定点でも新たな異常値が記録されるなど、事態はいっそう深刻化しているため、関東南部の地震予測は次のように修正する。場所=大正関東地震震源域付近、規模=M7を超え、場合によってはM8クラスも、時期=規模が大きくなれば遅くなり、M8クラスであれば9月まで持ち越される可能性も」あるという。以下のURL参照のこと。

http://www.e-pisco.jp/r_ion/attention/090701.html

 大気イオン濃度の上昇=そのまま大地震の接近、とまではいえないとはいえ、可能性の高さを示す指標ではあるといわれる。1995年の阪神淡路大震災の直前、神戸市東灘区の神戸電波株式会社のイオン測定器が異常値を示していたことから注目されるようになった観測方法で、新潟中越地震の11日前にもこの濃度が異常値を示していたという。それに即して考えれば、これから10日後あたりが危ないということになるのか。
地震の接近によりこれが上昇する理由としては、次のような過程が考えられている。プレート移動によって地殻への圧力がかかり、その圧力による亀裂が地殻に生じて放射性物質ラドンが放出、その際の放射壊変によりプラスイオン化し、そこに空気中のエアロゾルが付着して、重くなったイオンが地表に落ちて測定器に観測される。地殻が動いて岩盤にかかる圧力が高まることでビエゾ電気が発生し、放電により大気イオンが生じるという考え方もある。地震前の動物の異常行動は、動物がこの大気イオンの変化を感知しているためだともいう。

ここまでは、政府が公認し、諸大学はじめ数々の研究機関が現に関わっているしっかりした情報。
ここにはもちろんトンデモ情報の尾ひれがついて、総選挙を狙って地震兵器によって人工的に大地震が起こされるのだとの噂も飛び交っている。
注意しておかないといけないのは、このトンデモ情報のなかの「地震兵器」を笑うとすれば、逆に無知も過ぎるということになってしまう点だ。ニコラ・テスラの高周波振動発生装置理論を使えば、地震兵器製造は、むしろ開発の容易な部類に入るものらしい。アラスカにアメリカ軍の巨大な高周波発生装置があるのは有名だが、日本では京都にあるという話を数か月前に聞き及んだ。
 世界はとうの昔にSFそのものの時代に突入している。各国の軍部と軍需産業とそれを下支えする大小の企業は、良識人とか知識人とか呼ばれる貧困な想像力の持ち主たちを置き去りにして、はるかに先へと進んでしまっている。

[ NEXT ][ BACK ][ TOP ][ INDEX ]