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さーふぃん



       ぐーぜんというなみにのって
             さーふぃんしている
              と うまれてくる
         いろんなかんじょうって

          どんなかみもはじめに
              すがたをあらわす
          こころをよろこびでみたす
        あのゆえないかんじょうに

        にているのかおなじなのか
            だいじにかかえながら
         みなみやきたをめぐりながら
   たましいはまたあたらしいなみのなか

      ああ たましいとよばせてくれ
         あやなしのよかんにすぎない
      かりのちゅうしんにほかのなはない
   どんなしょうめいからもはるかはずれ

          いまのっているなみも
       ほんとうのなみかといううたがい
        たしかなことはなにもいえない
   ししんはつよくほそくかおっていても





「ぽ」211 2007年12月

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