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らあらあ



みず
とぶみず
かすかにみえて
ふれてもわからない
みず
へびのよう
とうめいのへび
むかし
りゅうとよばれ
ながれ
ながれ
かんちされ
かんじられ
きんじられ
しんじられ
ながれ
ながれ
まだ
かんじられ
まだ
しんじられ
まだ
かんじるひと
もう
かんじないひと
ながれに
いっぽんでも
ゆびなどふれると
らあらあ
なりだすこころ
うなりだす
たましい
ながれだったね
ちからは
いつのよにも
どんなときにも
ながれに
いっぽんでも
ゆびなどふれると
らあらあ
らあらあ
ほかの
やりかたではなく
ながれに
ふれる
ひたす
はいる
とぶみずだ
とぶみずをさがせ
とぶみず
とんでいる
みず
くうきのあいだ
きのすきま
ぶっしつでない
ふれられない
それにふれる
みずにふれる
ふれないゆびで
ふれないしかたで
ふれたときは
わかる
らあらあするから
らあらあしてくるから
らあらあだ
らあらあ
らあらあ





「ぽ」317　2008年8月

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