12月市議会定例会のあらまし
○ 12月市議会定例会は、12月2日に開会され、18日間の日程で
20議案と請願・陳情5件が審議され、12月19日に閉会しました。
まず、12月4日から6日までの3日間は、竹内市長に対する恒例の
一般質問が行われました。今回は19人(前回は20人)の議員が質問に
立ちましたが、私は、今回もまた一番最後の19番目に登壇し、次の3
つのテーマで市長の見解を質しました。
(1) 新年度予算の編成方針について
(2) 職員の服務規律について
(3) 教育現場における「いじめ」の対応について
○ 12月12日は、午前中に議会全員協議会、午後には庁舎建設特別委
員会が開かれました。
○ 議会全員協議会では、市長から、まず、ごみの排出方法変更について
説明がありました。資源の再利用をより推進するための変更で、これか
ら広報等でお知らせし、4月から実施するとのことです。もう1つは、
黒沢地区の病院開設計画について説明がありました。それによりますと、
黒沢1丁目地内の砕石場跡地に病院(老人性認知症疾患治療病棟)が建設
されるとのことであります。
○ 庁舎建設特別委員会では、審議の中で市長から、本年1月からいよい
よ実施(詳細)設計を始めるとの方針が示されました。
○ 12月19日には、本会議が開かれ、市長提出の各議案の採決が行わ
れましたが、12月8日に青梅平成会(自治会連合会支会長OB会)から
提出された「
青梅市
議会議員の定数を26人とすることを求める陳情」
も審議されました。この陳情は、閉会中の継続審査となりました。
私個人の見解としては、議員定数を26人(現在28人)としても、十
分議会の機能は発揮できるものと考えています。
市議会の本会議、委員会等の会議は、市民の皆さん誰でもが傍聴でき
ます。ぜひ一度傍聴にお出かけください。
<井村英広の一般質問から>
新年度予算の編成方針について
平成19年度は、竹内市長の2期目の最終の年度となる。この仕上げの年度の予算編成をどのような姿勢で編成されるのか。また、予算編成のキーポイントとなる市税収入の見込みは。さらに予算規模はどのようになる見込みなのか、質問しました。
市長からは、
任期最終の年度ではあるが、総合長期計画事業等のさらなる推進を図るとともに、市民の声を総合的にとらえ、通常の年度と同じ予算を編成する。
税収の見込みでは、個人・法人の市民税が増加する見込みだが所得譲与税の廃止や地方特例交付金の大幅な減額が見込まれるので、極力歳出の抑制に努めていく。
との答弁がありました。
職員の服務規律について
某市の職員が病気休暇・休職制度を悪用した不祥事があったが、市長の見解を伺いたい。同時に
青梅市
ではどのように対応しているのか。また、
職員の飲酒運転等に適用する「職員の懲戒処分の指針」は、他市に比べて緩くはないか、と質問しました。
市長からは
事件の起きた某市でのチェック等の対応が不十分であった責任はきびしく問われるべきと思う。
青梅市
における長期の休暇・休職については診断書等のチェックだけでなく、産業医との面談等を行い、不正の発生防止に努めている。酒酔い運転等に関しては、すべて 「免職 」としている市もあるが、多くの市は、
青梅市
と同程度の基準である。今後は、この基準を厳格に適用していく。
との答弁がありました。
教育現場における「いじめ」の対応について
最近の一連のいじめ事件を受け、教育委員会はどう対応し、取り組んでいるのか。また、いじめの件数や内容は。いじめが発生した場合、学校と教育委員会はどう連携し、対応しているのか、と質問しました。
教育委員長からは
いじめ問題の解決には、早期発見・早期対応が最も重要との認識で取り組んでいる。
との答弁があり、教育長からは、
委員会での協議内容を校長会で指示・徹底しており、保護者向けのチェックシートの配布も行った。いじめの発生件数は15年度が8件、16年度が7件、17年度が5件で、内容は小学校では、仲間はずれやからかい、
中学校ではからかい、言葉による脅し、物隠し等である。
との答弁がありました。
日本ケミコン跡地の市による取得が
本決まりになりました
永山北部丘陵住宅地開発が白紙に。市に
よる買収の方向が出されました。
1月23日議会全員協議会
青梅市
議会の議会全員協議会が1月23日に開かれ、竹内市長から
?日本ケミコン跡地の用地取得について、?永山北部丘陵住宅地開発について、?青梅都市計画道路3・4・4号線整備事業について等の説明がありました。
まず、日本ケミコン跡地の用地取得については、私が昨年6月の定例市議会の一般質問でこの問題を取り上げ、この貴重な土地を市が取得しておくべきだと提起し、市長から前向きの答弁をいただいておりましたが、今回、初めて正式に用地取得の方針が市長から出されました。ケミコン跡地の面積は20,932?です。
また、永山北部丘陵住宅地開発については、当初、 「山一土地」が計画を進めておりましたが、同社が実質倒産したため、「セボン」に引きつがれていたところ、このほど「山一土地」と「セボン」との間の契約が解除されたということです。そこで、竹内市長としては、この土地を市が買収し、里山として残したい、との方向を打ち出したものです。
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平成17年度一般会計決算から
○決算総額
・歳入(収入) 421億 111万3,833円
(市民1人当たり 29万5,793円)
(1日当たり 1億1,534万5,517円)
・歳出(支出) 412億1,025万7,943円
(市民1人当たり 28万9,534円)
(1日当たり 1億1,290万4,816円)
※平成17年10月1日国勢調査(速報値)人口: 14万2,333人
○市債(長期借入金)残高
(一般会計分) 208億4,882万5,000円
(市民1人当たり 14万6,479円)
このほか、
(収益会計分) 19億2,020万円
(下水道会計分) 274億8,529万8,000円
(病院会計分) 107億8,220万9,000円
合 計 610億3,653万2,000円
(市民1人当たり 42万8,829円)
○この年度の大規模事業
・火葬場改築 4億8,600万円
・消防施設整備 1億3,300万円
・小学校外壁等改修 1億1,800万円
・道路電線類地中化 1億 100万円
・幹線道路改修 9,500万円
・市民会館施設整備 9,300万円
・社会福祉法人施設費助成 9,200万円
・河辺駅北口整備 5,700万円
・小中学校天井扇設置 5,600万円
12月市議会定例会の日程
12月 2日 開会 本会議 議案上程
4日 本会議 一般質問
5日 本会議 一般質問
6日 本会議 一般質問
7日 常任委員会 議案審議
8日 常任委員会 議案審議
11日 常任委員会 議案審議
12日 庁舎建設特別委員会
議会全員協議会
19日 本会議 議案採決、閉会
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