文書のつながりなどの明示

属性:空要素

書式: 
<link rel="prev" href="./title.html">
<link rel="next" href="../meta/meta.html">
<link rel="stylesheet" href="../../css/room_color.css" type="text/css">

ファイルとファイルのつながりを明示する要素です。ヘッダー部の中に記載します。
書式の場合では、上から以下意味を持ちます。

この要素の「prev」や「next」などに対応しているブラウザは結構少ないようなので、 スタイルシートやスクリプトの指定などにしか使っていないかもしれません。 (悪名高きNetscape6.0(バグが多かったんですね)あたりで対応していたようですが、 Netscape7.1で対応されなくなってしまいました。Firefoxでも対応されていません。)
しかし、この属性に対応しているブラウザではいろいろなことができます。
対応しているブラウザでは『prev』や『next』を指定しているとタスクバーなどの位置にボタンが表示されるようになるようです。 (残念ながら、管理人はこの要素に対応してボタンを表示するブラウザを知りません。)

link要素内の属性

rel(順方向)とrev(逆方向)という属性があり、relはrelation、revはreverseから来ています。
rel はそのファイルを主体としたhref参照先との関係を、rev はhref参照先を主体としてそのファイルとの関係を表します。言い換えれば、能動態はrel、受動態はrevとなります。
通常、ページの関係を示すときはどちらか(relの方がわかりやすいと思います)に統一した方が良いでしょう。

書式
<link rel="next" href="page.html">
<link rev="prev" href="page.html">

書式の場合同じ意味です。
上は「『この文書』から見て次のページは『page.html』」
下は「『page.html』から見て前のページは『この文書』」

rel / rev のとる値

rel/rev はリスト形式のlink-typeを値に取ります。リスト形式とは、スペースで区切られた1つ以上の値のことです。link-typeとしては、HTML4.01では次のような代表的なものが挙げられています。しかし、別にこれしか取りえないというわけではなく、madeなども使われています。
この値は、大文字小文字を区別しません。

なお、link要素は、あくまでファイルとファイルの結びつきを示すものですから、ページ内リンクに使うのは本来的な目的ではないと思います。ただ、Index 等の使い方はいまいちよく解らないものがあります。
その他 よく使われるものとして次のものが有ります。

title属性

対応ブラウザではtitle属性をつけておくと、その属性値が表示されたり、ポップアップされたりします。link-type の値には解りにくいものも有りますから、場合によってはこれを指定しておいたほうがいいでしょう。

<link rel="contents" title="目次" href="./hoge4.html">

また、同一のrel値に対し、複数のhref値を用意したい場合にも有効です。

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