グロースミュンスター大聖堂とリマト川/チューリッヒ/スイス

 「ヨーロッパのスキー場巡り」 2000年から15回の記録
  −スキー場案内、旅のノウハウ

昨年10月末、今年こそ2年間中断していた旅行を再開したいと思い、計画に取り掛かろうとしていた矢先、白内障と診断され出鼻をくじかれた。その後今年に入っても運悪く、手術を含む数回の入院を余儀なくされ、最近ようやく落ち着いた所である。
こんな状況から、単独旅行の計画立案、調査を重荷に感じ始めてきたこともあり、ヨーロッパスキー旅行は中止、従って本ページもこれをもって終了することにした。
永い間お付き合いいただいた皆様に感謝申し上げます。有り難うございました。

  −なお本ページの掲載は当分の間続ける予定です。


【ヨーロッパスキー紀行】終了に当たって

1993年(平成5年)初めてヨーロッパへスキー旅行に出掛けすっかり虜になり、毎年続けほぼ20年になる。このホームページは7年遅れて2000年に立ち上げた。
始めは知人に頼んで作ってもらったのだが、見よう見まねと多少の勉強で自分のスタイルに仕上げた。初期のものを見直すと恥ずかしくもあるが懐かしい。
また始めは旅行会社のツアーに参加することが多かったが、次第に自分で調査、計画することが多くなった。友人と連れだって出掛けたこともあるが、この歳では段々仲間も少なくなって、近年単独の旅行のみとなった。
そのため計画も大変であるが、インターネットのお陰で旅行の調査、宿の手配等かなり救われているのは確かだ。当時夜中にファクスのベルで気になって起き出したのを懐かしく思い出す。
毎年10月頃になると次の計画、手配を始める。何処へ行くかの調査は勿論インターネットが主体であるが、オーストリアの国営放送 "ORF" が朝必ず放映するスキー場案内も参考にしたことが多々ある。

振り返ってみると、大した語学力もないのに図々しく旅したものだと自分でも思う。そのため多くの失敗もあるのだが、本ページには隠さず記したつもりだ。
大きな国際的スキー場では英語のみで通用するかも知れないが、大半のスキー場のある辺鄙な田舎では、特に町に出るとやはり現地の言葉が必要である。例え極く簡単な挨拶だけでも相手は喜んでくれるし、自身も楽しくなるものだ。

本ページではオーストリア、スイス、ドイツ、フランス、イタリアに跨がるヨーロッパアルプスの日本でも知られたスキー場は元より、無名な所にも出掛け紹介してきた。この様な所で思い掛けず素敵なスキー場に巡り会うと特に印象深く、記憶に残るものだ。
よく「一番のお勧めは何処?」と聞かれることがあるが、考えて見るとスキー場の評価はかなり天候に左右されることに気付く。推薦しても必ずしもそうでないことがしばしばあり、以後そのような問いには答えないことにしている。各人の受取り方は三者三様、自分で評価するしかない筈だ。

スキー場移動の途中、或いは前後に結構観光もした。本ページでは観光もかなり取り上げた積もりである。前もって計画したのが大半だが、現地の状況、突然の思いつきで出掛けたこともある。チェコ、ハンガリー、スロベニア、クロアチアなど、周辺の国々まで訪れ、思い返すと自分でも驚くほど、臆せずこまめに美術館、博物館を尋ねたものだ。
冬期しか訪れたことがないので、比較のしようがないが、観光としてはオフシーズンで、もの足らぬ面もあるが、一つ良いことがある。人が少ないので施設の入場が容易くできる。有名な施設はシーズンだと数日前に予約が必要な場合もあると聞く。
それにしても日本では滅多に行かない美術館、博物館、果てはコンサートに至るまで、海外で惹かれるのは何故だろうか?

10月頃旅行の手配を始め、ホームページにまとめ終わるのが翌年4月頃、約半年間を十数年間にわたり毎年の習わしとしてきた。楽しいこと、厳しいこと、色々な場面に遭遇したが、振り返ると感慨無量、思い出は尽きない。
ヨーロッバの素敵なスキー場はまだまだ無尽蔵で、続けたいのは山々だが、何時か終わるのは覚悟していた。「ヨーロッパ スキー紀行」を閉じるのは残念だが、リタイア後のかなり永い期間をこれに費やす環境を維持出来たのは望外な幸せであったと思う。
永い間お付き合いいただいた皆様に重ねて感謝申し上げます。

−平成28年9月      

この文、もっと早く書くべきだったのだが、手を付ける気になれずに永い間放置していた。気持ちだけが先行していたのだが、何時までも放って置けず筆をとった。まとめるのに気が進まず、生涯で最も苦労した文章といえる。

今回は読み物として提供できるものがないので、代わりに私の永年の趣味である「オーディオ遍歴」に関する記事を添えます。これは近年高校の同窓会会報に投稿したものですが、興味があれば下記にアクセス下さい。 

  「LPレコードと私」

      **********************************


“地図など一部を除き、文中の写真をクリックすると大きな画像が表示されます。”
注意:拡大画像を続けて見る場合、前画面を一旦閉じてから、新たにクリックしてください。


このサイトに登場する「ヨーロッパのスキー場」
  【2015年版】急病で中止。(シュテューバイタール/チロル/オーストリア と ドイツ観光を予定していた)
  【2014年版】自宅建て替えで中止
  【2013年版】ザールバッハ/オーストリア、以下観光 リュプリアーナ/スロベニア、ザグレブ/クロアチア 〜 ウイーン
  【2012年版】ハイリゲンブルート、フラッハウ/クラーゲンフルト、フィラッハ、リエンツ、グラーツ観光
  【2011年版】ポルト・デュ・ソレイユ(モルジン、アヴォリア etc.)/バーデンバーデン、シトゥットガルト観光

2013年版
1.2013年、旅行経路と日程
2.ザールバッハ/オーストリア
3.スロベニア
  a)ブレッド湖
  b)リュブリアーナ市内観光
  c)ポストイナ鍾乳洞
4.ザグレブ/クロアチア〜ウィーン
  a)ザグレブ市内観光
  b)センメリング鉄道〜ウィーン
5.その他諸々
  a)ダイアモンド・ダスト?
  b)センメリング鉄道
  c)旅の実践あれこれ
    T.都市ホテルの予約
    U.街に着いて初めにすること
    V.ユーレイルパス
2012年版
1.2012年、旅行経路と日程
2.ハイリゲンブルート
  a)シャレック(フィーヴューエル)
  b)フライスアルム
3.フラッハウ
  a)フラッハウ−ワグライン
    −アルペンドルフ
  b)ツァウヘンゼー−
    フラッハウヴィンクル−クライナル
4.街歩き
  a)クラーゲンフルト、フィラッハ
    /ケルンテン州
  b)リエンツ/東チロル
  c)グラーツ/シュタイアマルク州
5.その他諸々
  a)ホテル暮らし
  b)鉄道・市内交通
  c)その他
    スキー購入
    スマートフォン初使用
2011年版
1.2011年、旅行経路と日程
2.ポルト・デュ・ソレイユ/フランス,スイス
  a)モルジン
  b)アヴォリア
  c)スイス側、レ・ジェ ほか
3.ドイツ小旅行(黒い森地方)
  a)バーデン・バーデン
  b)シュトゥットガルト
    T.市街
    U.メルセデス・ベンツ博物館
    V.ポルシェ博物館
    W.メルクリン本社
4.その他諸々
  a)日本のスキー場の将来は?
  b)鉄道旅行あれこれ
  c)チャイナ・パワー恐るべし ほか

2010年以前
  【2010年版】  グリンデルワルト、ボルミオ、リビーニョ、サンタ・カテリーナ/ローマ、アルベルベッロ、ポンペイ−ナポリ観光
  【2009年版】  モンタフォン/フォアアールベルク、サーファウス−フィス−ラディス/チロル (オーストリア)
  【2008年版】  トロアバレー(バルトランスほか)、アオスタ、クールマイユール/フィレンツェ、ピサ、ミラノ観光
  【2007年版番外編】  ハンブルク、ベルリン、ライプチッヒ、ドレスデン(北ドイツ)とプラハ(チェコ)−すべて観光旅行
  【2007年版】  ツィラータール、シュラートミング/ウィーン、ブダペスト、ショプロン(ハンガリー)観光
  【2006年版】  ドロミテ(ラ・ヴィラ、トファーナ、セラロンダ)、イシュグル(サムナウン)、シャモニー/ジュネーブ観光
  【2005年版】  セストリエール、アンデルマット、ダヴォス/ミラノ、トリノ観光
  【2004年版】  ザンクト・アントン、バート・ガスタイン、フリムス−ラークス(アローザ)
  【2003年版】  ツェルマット(チェルビニア)、サース・フェー(ホー・サース)、セルデン(オーバーグルグル)
  【2002年版】  サン・モリッツ、ダヴォス、シュクオル、レッヒ、キッツシュタインホルン、ツェルアムゼー
  【2001年版】  バルディゼール、ティトリス、ザンクト・アントン、ゼーフェルト、ガルミッシュ・パルテンキルヘン/ミュンヘン観光
  【2000年版】  コルチナ・ダンペッツォ(セラロンダ)、キッツビューエル/インスブルック観光


読後の感想、お問い合わせなど  こちら

田中 あきひろ

since 2000.10

Copyright (C) Akihiro Tanaka. All rights reserved.